埼玉県公立高校入試

納得のいく決断を。

つい先ほど、
 令和7年度 埼玉県公立高等学校における入学志願者数
が発表になった。
公立高校出願後、今か今かと首を長くして待っていた受験生、保護者は多いだろう。

近隣の県立高校を見ると、

 越ヶ谷   1.34倍(1.44倍/昨年同時期)
 越谷北   1.26倍(1.17倍)
 越谷南   1.47倍(1.43倍)
 越谷西   0.95倍(0.95倍)
 越谷東   1.07倍(1.07倍)
 春日部   1.41倍(1.48倍)
 春日部東  1.08倍(1.10倍)
 春日部女子 1.05倍(1.19倍)
 久喜    1.09倍(1.03倍)
 杉戸    1.41倍(1.24倍)

昨年比で倍率増加は、越谷北、越谷南、久喜、杉戸の4校。
あとは横ばいかやや減少といったところ。

さて。
この倍率を見て、受験生や保護者は何を思うのだろうか。
「志願﨑、変えた方がいいかな…。」
まあ、このあたりだと思う。
特に、イマイチ成績が伸び悩んでしまっている受験生は。

県立入試に絶対はない。
この成績なら絶対に受かる、ということも、この成績なら残念な結果になる、ということもない。
(満点と0点は除外。ちゃんと入試を受けたら、という話。)
公立高校の入試は、あくまでも「学力検査」だ。
身体測定や体力測定みたいなもんで、学力測定みたいな感じ。
「中学校までの学習がどこまで身についているか測定させてね」的な。
でも、学校にはキャパがあるから、
「申し訳ないんだけども、上から350名のところで線を引かせてね」
っていうのが、公立高校の入試。

だから、◎◎点取れれば絶対に受かる、という保証はない。
志願先(のランク)を下げたからと言って、受かるという確証もなければ、下げなかったからと言って残念な結果になるという確証もない。
とどのつまり、当日受けてみないと、結果が出てみないと分からないんですよ。

この倍率を見て、じゃあ、志願先をどうするのか。
それについて、「こうしなさい。」とか「こうするべき。」なんて答えは、私は持ち合わせていない。
冷たいようだけど、「自分で悩んで決めなさい。」としか言えない。

ただ、一つだけ言えるのは、100%後悔のない受験なんてない、ということ。

A高を目指してて、今、ちょっと下げてB高にしようか悩んでいるとする。

①そのままA高を受けて良い結果になる。 
 ⇒ギリギリで入ったため、入ってから勉強で苦労する。 
 ⇒「あのとき、B高にしておけばよかった。」
②そのままA高を受けて残念な結果だったとする。
 ⇒もしかしたらB高だったら結果は違ったかも。
 ⇒「あのとき、B高にしておけばよかった。」
③B高に下げて受けて良い結果になる。
 ⇒もしかしたらA高でも行けてたかも。
 ⇒「あのままA高を受けておけばよかった。」
④B高に下げて受けて残念な結果だったとする。
 ⇒この結果ならA高にチャレンジしてもよかったよな。 
 ⇒「あのままA高を受けておけばよかった。」

ほら、いずれにせよ、何らかの後悔は出てくる。
100%後悔のない受験なんてない。


要は、自分の選択とそこから生まれる結果に、納得できるかどうかだ。
それが最良の決断だ、と思う。
それに、納得した上での決断なら、後悔は減らすことができる。
かもしれない。


受験生の皆さん。
人生最初の大きな決断だ。
悩んで悩んで、自分で納得ができる、前向きな決断を。

そして、時間は残りわずかだ。
決断したら、あとは脇目も振らず、手、動かせ。

前進!

12月に実施された,
の結果が、先ほど発表になった。

10月の進路希望調査とは異なり、今回の調査結果を気にしていた受験生は多いのではないだろうか。
今回の調査の倍率については、さすがに実際の出願倍率とまったく同じではないが、かなり近い数値が出てきているだろうと思う。


今回の調査結果で,教学館の近隣の高校で気になったところをピックアップしてみると…
※( )内の[ ]付の数値は前年度同時期のもの。

越谷南高校が
 1.84倍( [1.61倍] 前年比114.3%)
と高倍率がついているが、越ケ谷高校は
 1.54倍( [1.72倍] 前年比 89.5%)
とかなり苦戦している。
越ケ谷高校の希望者が越谷南高校に流れていると考えるのは短絡的だが、越谷南は駅からも近く、周辺の立地も良いから人気が出てきているのは頷ける。
なお、越谷東高校は
 1.14倍( [0.98倍] 前年比116.3%)
となっているが、これは募集定員減の影響によるもので、希望者数が大きく変わっているわけではない。

10月調査で1.71倍となった杉戸高校は
 1.50倍( [1.24倍] 前年比121.0%)
とやはり人気のようだ。
逆に春日部東高校が
 0.91倍( [0.99倍] 前年比91.9%)
と1倍を割っているほか、春日部女子高校が
 0.89倍( [1.21倍] 前年比73.6%)
とかなり苦戦している。
久喜高校(女子高)は
 0.92倍( [0.88倍] 前年比104.5%)
と増加傾向にあるが、やはり1倍は割っている。

女子高、苦戦しているなあ。
そのあたりこととか、今回の調査結果の分析?私見?は、また改めて→コチラ←に書くことにする。


ここでは例によって、受験生と保護者の方へ。

今回の調査結果の倍率を見て、高倍率の学校を志望している受験生・保護者の方は、頭を悩ませるだろうと思う。
成績が伸び悩んでいるなと感じている受験生・保護者の方は、特に。
「倍率が高かろうが、実際の入試で点数が取れればいいだけのこと。」
それはそうなんだけど。
悩みますよね。分かります。

受験生も保護者の方も、たくさん悩んで、たくさん考えて、そしてたくさん話し合って欲しい。
受験生と保護者の方がしっかり話し合うことって、すごく大切だ。
いや、何を当たり前のことを言ってるんだ?と思われるかもしれないが、受験生⇔保護者のコミュニケーション不足って結構あって、結構影響大きい。w
「親が言うから○○高校にする。」「子どもが不貞腐れて荒れるから△△高校を受けさせる。」
的な、無理矢理感、イヤイヤ感漂う選択ではなく、双方納得して志望校を決定できるように、これからまた、たくさん話し合って欲しいと思う。

間違っても、安易に
 ≪倍率が高い+成績が伸び悩んでる→志望先を変える/私立単願にする≫
と考えないで欲しい。
安易なこの選択は、後ろ向きな選択だ。
たくさん話し合った上でその選択をしたのなら、それは前向きな選択だけど。
後ろ向きな選択は、いつかどこかで後悔に変わる、と思う。


受験生の皆さん。
進路のこととか勉強のこととか、親と話すのは嫌なことだろうしメンドクサイことだろうし、ついつい不貞腐れた態度になってしまうかもしれない。
でも、今は、キミの進む道を決める大事な話をしなきゃいけない時だ。
自分はどうしたいのか、その実現には今から残りの期間で何をどうしていくつもりなのか、しっかり意見を伝えた方がいい。
そして、目標が決まったら、あとは勉強するのみ、だ。

保護者の皆さん。
進路のこととか勉強のこととか、お子さんと話をすると悪いところばっかり思い浮かんで小言の一つも言いたくなるかもしれない。
でも、今は、それをぐっと飲みこんで、お子さんの話に耳を傾けて欲しい。
その上で、親の立場ではどう考えているのか、どうして欲しいと思っているのか、感情的にならずに伝えていただきたい。
そして、あとは親として、腹を括って見守るのみ、だ。


私立入試までは2週間弱。
公立入試までは50日弱。
この調査結果を踏まえて改めて進路について考えて、限られた残りの時間、しっかりと勉強していって欲しい。


がんばれ、受験生。
がんばれ、保護者さん。




(;・∀・)<あ、そうだ。あけおめー。w
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