日々の彼是

入塾受付中!

教学館では現在,入塾生を募集しています。
募集人数は以下のとおりです。(2/24更新)

 新中1 6名
 新中2 6名
 新中3 8名

 小学部 4名(小1から可)
 ※放課後くらぶはお問い合わせください。

 高校部 若干名/応相談

受講料や時間割など,詳細はお問い合わせください。

行ってこい。

今年も無事に、明日を迎えるよ。

行ってこい。
受験生。

また明日。
教室で。


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『リケジョ』なんて吹き飛ばせ!~県立大宮科学技術高校(仮称)を訪ねて~

久しぶりにテンションの上がる高校説明会だった。
昨年の県立浦和高校の公開授業のときと同じくらいテンションが上がってしまった。

2月22日に開催された、埼玉県立大宮科学技術高等学校(仮称)の1、2年生対象説明会に参加してきた。
県立大宮科学技術高校は、現在の大宮工業高校と浦和工業高校が統合されて、令和8年4月に開校となる新校だ。
そのまま大宮工業高校の所在地に現在の校舎をリフォームしたり新築したりしてスタートする。

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ニューシャトル今羽駅から徒歩15分くらい?今羽はコンバと読む。

どんな学校なのかを言い表すなら、
「工業高校だろ?と侮るなかれ。」
という感じだ。
「工業高校と工業高校が統合されるのだから、新しい工業高校ができるのだろう。」
実を言うと私も、そんなつもりで話を聞きにうかがった。


会場は4階の視聴覚室。50組93名が参加していた。
予約制ではなかったため事前に人数把握ができず、学校側の予想をはるかに超える人数の参加だったようだ。
視聴覚室はほぼ満席、別の教室も使用して配信で説明会をしないといけないかもしれない、と開会前はちょっとバタついていたが、何とか視聴覚室に収まった。
これは嬉しい悲鳴だ。
50組のうち6組が小学生で、正確に数えたわけではないが2~3割くらい、女子生徒が参加していた。
塾関係者や中学校の先生も何人か参加されていた。
先ず参加者の多さに驚かされた。
つまり注目度が高いということだ。

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続々と集まる参加者。女子生徒の姿もちらほら。

学校のコンセプトは「大学進学を目指し、大学進学後も活躍できる力を育成する学校」。
従来の工業高校の、それこそステロタイプな「いろいろな資格を取得して卒業後は就職する生徒が殆ど」というイメージとはかけ離れたコンセプトだ。
実際、現・大宮工業高校の山崎正義校長は、冒頭の挨拶で「新校は勉強する学校です。」と仰っていたし、開会前に配布された資料に目を通しているときも、説明会中のカリキュラム案の説明でも、進学をメインに据えているということが良く分かった。
例えば数学。
数学Ⅲや数学Cまで勉強するの?!
と驚いた。

3年次のコース編成も工業らしくない。
 Ⅰ類型=国立の4年制大学を目指す
 Ⅱ類型=難関私大を目指す

おいおい。
これ、工業高校じゃないじゃん!w

そして面白いのは、
 Ⅲ類型=文系大学・就職を目指す

就職は分かる。
でも文系?!

会の終了後に説明をされていた先生にお話をうかがうと、
「現在でも、工業系は適性が合っていなかったと言う生徒がいる。
 そういう生徒のためのコースだ。」
とのことで、入学後に「自分は理系じゃなかった。苦手だ。」という生徒にもちゃんと配慮し、手を差し伸べていることがうかがえる。

極めつけは学科・コース編成の特異さ。
全部で5学科10コースからなる。
 ・情報サイエンス科
   システムデザインコース/情報デザインコース
 ・機械工学科
   エアロスペースコース/プロダクトデザインコース
 ・電気工学科
   パワーグリッドコース/エネルギープロダクトコース
 ・ロボット工学科
   ロボットソリューションコース/ロボットクリエイティブコース
 ・建築デザイン工学科
   ビルドデザインコース/インテリアデザインコース
学科とコースの詳細な学習内容は割愛するが、何て楽しそうなラインナップ!w
校名に『高専』って付かない高専?
いやいや、学科とコースの名前だけ見たら最早これは理工系大学だ。
因みに機械科、電気科ではなく機械工学科、電気工学科のように『工学』を付けたのは、「より深い理論的な勉強をしていくため」だそうだ。
資格取得もできるのだろうが、それだけではない、もっと突っ込んだことを勉強するよということだ。
開校後はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の認定を文科省から受けるべく動いていくとのこと。
認定されれば、専門学科としては県内では初となる。

ほら。
工業高校だろ?って侮ってると度肝を抜かれる。
工業高校とは違う、今までになかったような新しい高校ができる。
この学校が上手く回り出したらすごいこと、面白いことになりそうだなあ。


いやあ、本当に楽しい説明会だった。
お話しされた先生が上手かったというのもあるが、きっと、新校のスタートへ向けて、先生方お一人お一人が楽しんでいらっしゃるからって言うのが大きなの要因なんだろうな。
聞いているこっちまで楽しくなって、1時間半弱の説明会があっという間だった。


あとは女子生徒をどれだけ集められるか。
リケジョ(理系女子)なんて言葉は、理系に女子が在籍しているのは珍しいっていうイメージから生まれたんだろうけど。
理工系高校に女子生徒が普通にいて、リケジョなんて言葉が吹き飛ぶくらい日常の風景になったら。
きっと、さらに活気あふれる面白い学校になるに違いない。


次回の県立大宮科学技術高校(仮称)の説明会は3月22日です。


なお。
県立大宮科学技術高校の略称は「Omiya」と「Science」と「Technology」の頭文字をとって、『OST(オスト)』を希望、とのことです。
とある先生が説明会中に話していらっしゃいました。
OSTにはドイツ語で日が昇る方角の『東』という意味があるそうです。



(*´-`) .。oO(個人的には浦和工業みも残して、さいたま科学技術高校でもよかった気がする。

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大宮駅にある全国植樹祭のカウントダウンボード。組子細工は大宮工業の建築科の作。

後悔しない選択。~県立春日部高校を訪ねて~

今日は埼玉県立春日部高等学校の中学1・2年生等向け学校説明会へ参加した。
「等」の部分での参加だ。w
会に先立って、授業見学や施設見学ができたため、早めにうかがった。
以前、授業公開日にもうかがったことがあるが、学校に入ったとたんに以前とは違う光景を目にした。

授業見学をしている中学生と保護者の方の人数が多い。
参加人数をうかがったところ、学校見学は把握していないが、説明会には140組約280名の申し込みがあったとのこと。
そのうちの約2割が中学1年生だそうだ。
この時期なのに注目度が高い。


授業は相変わらず興味深い。
先生方の進行のテンポは良いし、生徒さんたちの反応も良い。
話し合いの時間でわーっと盛り上がり、先生の「はい、いくよ。」の声で、ぴたっと静かになる。
切り替えの早さも見学していて心地よい。
進学校の特徴だと思う。

説明会では、学校の概要や入試などの説明、PTAの保護者の方のお話と、最後にちょっとしたサプライズ?もあり、内容としては盛りだくさんだった。
お話の中で、
「春日部高校の入試選抜は『学力検査重視』です。」
ということが繰り返し出てきたが、これは、学力検査(=実際の入試)だけ頑張って良い点数をとれば良い、ということではない。
あくまでも評定点(=内申点/学校の成績)がしっかりととれていることが大前提。
そこのところ勘違いしないようにして欲しい。
という注釈を入れておきます。

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説明会会場。すげーホール。この時期の説明会なのに参加者も多い。

特に印象的だったのは、入試についての説明をされた教頭先生の言葉。

「学校を選択するということは、あなたが3年間学ぶ場所を選ぶということ。
 あなたたち自身の3年間を決めるということ。
 後悔しない選択をしてください。」


進路選択に向けた動きは、間違いなく年々早まっている。
今日、会場に来ていた生徒さんたちは、後悔しない進路選択へ向けて動き始めた生徒さんたちだ。


さあ。
今年も始まるよ。

(*´-`) .。oO(まだ、今の中3の入試も終わってないんだけどね。w


そういえば、今日は図書室(図書館)の見学もすることができ、司書の方といろいろとお話をさせていただくことができた。

いやあ!
とても素敵な司書さんだったなあ!

今日はたまたまお着物をお召しだったのだが、古代朱?というのだろうか、素敵な色味で、とてもおしゃれだった。
お話をさせていただいて、本がとてもお好きだということ、お仕事に誇りを持っていらっしゃるということ、そして何より、生徒さんたちの学びを影日向から支えていらっしゃるということがとてもよく伝わった。
本当に良い学校って、先生方だけでなく、司書さんや食堂スタッフの方などの職員さんも、生徒さんのことを気にかけて、みんなで見守っていらっしゃるように思う。

うん。
県立春日部高校。
良い学校です。


帰り際に司書さんにご挨拶をと思ったのだが、お会いすること叶わず、だった。
いろいろとお話を聞かせていただきありがとうございました。


校内写真を少し。

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校舎外観。窓が大きくて校舎内は明るい。

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廊下には自習できるスペースが。
その他にも自習室40席、図書館に80席の自習スペースがある。


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校舎は口の字型の回廊。中央の円柱形が図書館。

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あ。これ、欲しいやつ。w

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学部生のときに読んだな、って本がたくさんあった。
右下に高木貞治著の解析概論があるの、シビレル。w


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一日中居ても飽きなさそうな本のラインナップだった。

納得のいく決断を。

つい先ほど、
 令和7年度 埼玉県公立高等学校における入学志願者数
が発表になった。
公立高校出願後、今か今かと首を長くして待っていた受験生、保護者は多いだろう。

近隣の県立高校を見ると、

 越ヶ谷   1.34倍(1.44倍/昨年同時期)
 越谷北   1.26倍(1.17倍)
 越谷南   1.47倍(1.43倍)
 越谷西   0.95倍(0.95倍)
 越谷東   1.07倍(1.07倍)
 春日部   1.41倍(1.48倍)
 春日部東  1.08倍(1.10倍)
 春日部女子 1.05倍(1.19倍)
 久喜    1.09倍(1.03倍)
 杉戸    1.41倍(1.24倍)

昨年比で倍率増加は、越谷北、越谷南、久喜、杉戸の4校。
あとは横ばいかやや減少といったところ。

さて。
この倍率を見て、受験生や保護者は何を思うのだろうか。
「志願﨑、変えた方がいいかな…。」
まあ、このあたりだと思う。
特に、イマイチ成績が伸び悩んでしまっている受験生は。

県立入試に絶対はない。
この成績なら絶対に受かる、ということも、この成績なら残念な結果になる、ということもない。
(満点と0点は除外。ちゃんと入試を受けたら、という話。)
公立高校の入試は、あくまでも「学力検査」だ。
身体測定や体力測定みたいなもんで、学力測定みたいな感じ。
「中学校までの学習がどこまで身についているか測定させてね」的な。
でも、学校にはキャパがあるから、
「申し訳ないんだけども、上から350名のところで線を引かせてね」
っていうのが、公立高校の入試。

だから、◎◎点取れれば絶対に受かる、という保証はない。
志願先(のランク)を下げたからと言って、受かるという確証もなければ、下げなかったからと言って残念な結果になるという確証もない。
とどのつまり、当日受けてみないと、結果が出てみないと分からないんですよ。

この倍率を見て、じゃあ、志願先をどうするのか。
それについて、「こうしなさい。」とか「こうするべき。」なんて答えは、私は持ち合わせていない。
冷たいようだけど、「自分で悩んで決めなさい。」としか言えない。

ただ、一つだけ言えるのは、100%後悔のない受験なんてない、ということ。

A高を目指してて、今、ちょっと下げてB高にしようか悩んでいるとする。

①そのままA高を受けて良い結果になる。 
 ⇒ギリギリで入ったため、入ってから勉強で苦労する。 
 ⇒「あのとき、B高にしておけばよかった。」
②そのままA高を受けて残念な結果だったとする。
 ⇒もしかしたらB高だったら結果は違ったかも。
 ⇒「あのとき、B高にしておけばよかった。」
③B高に下げて受けて良い結果になる。
 ⇒もしかしたらA高でも行けてたかも。
 ⇒「あのままA高を受けておけばよかった。」
④B高に下げて受けて残念な結果だったとする。
 ⇒この結果ならA高にチャレンジしてもよかったよな。 
 ⇒「あのままA高を受けておけばよかった。」

ほら、いずれにせよ、何らかの後悔は出てくる。
100%後悔のない受験なんてない。


要は、自分の選択とそこから生まれる結果に、納得できるかどうかだ。
それが最良の決断だ、と思う。
それに、納得した上での決断なら、後悔は減らすことができる。
かもしれない。


受験生の皆さん。
人生最初の大きな決断だ。
悩んで悩んで、自分で納得ができる、前向きな決断を。

そして、時間は残りわずかだ。
決断したら、あとは脇目も振らず、手、動かせ。
プロフィール

教学館

埼玉県越谷市北部にある学習・進学塾【教学館】のブログです。
日々の出来事からお知らせまで,徒然なるままに書き連ねて行きます。
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