10月に実施された第1回進路希望調査の結果が発表になりました。
発表されたデータについては,教育ジャーナリト・梅野弘之先生のブログをご覧いただくとめちゃくちゃ詳しくまとめられています。ぜひ。


倍率というのは,募集定員に対して何人の希望者がいたか,という割合です。
人気指標みたいなもんです。
「私が選んだ学校,めっちゃ人気あるなあ。ww」くらいに捉えておけばいい。
と私は思っています。

「いや,待て。倍率高いってことはそれだけ不合格者も出るから,不合格の可能性が高くなるじゃないか。」
うん。そう。
だけどそれは,全体で見た場合の話。
その学校を受検する人を全体で捉えれば,確かに倍率が高ければ不合格の人数も増えます。
酷な話をするなら,その学校の求める学力レベルに達していない人,ギリギリのラインでギリ届かなかった人が不合格になる。
人気があるということは競争が激しくなるということだから,全体的には不合格の人数が増えるね,ということ。
入試はくじ引きではないので『不合格の可能性が高くなる=確率が上がる』みたいな確率論的な話ではないんです。
もっと簡単に言ってしまうなら,入試でちゃんと高得点が取れれば合格できるんですよ。
その学校を受検する人たちの中で上位に食い込んでいれば,受かるんです。
※調査書がびっくりするぐらい悪い場合は別として。

超人気のカフェがあって,毎日オープン前に行列ができてる。
後ろの方に並んでた人はオープンのタイミングでは店内に入ることができなかった。
でも,先頭に並んでた人は,後ろにどれだけ人が並ぼうが,確実に入店できる。
確かに全体で見たら,行列が長ければ長いほど入店できない人が増えるけど,前の方に並んでる人は,
「ええ!後ろにたくさん並んじゃった!私,入れるかな?」
とは絶対に思わないじゃないですか。
だから,入店するために頑張って早起きして,前の方に並べるように努力をする。
受験も同じこと。
先頭集団にいられれば,合格できる。
(人生の一大イベントをそんな例え方するのは不謹慎かもしれないけど。)

ただちょっと不安に感じてしまう要素としては,『自分が今,何番目に並んでいるか』を知ることができないということ。
でも,そのために,毎月のように模試を受けてるわけです。
正確な順番は出ないかもしれないけど,「今,先頭集団にいるな。」くらいのざっくりした状況は知ることができる。
だから,最後まで模試を受けて自分の状況を確認しておく必要がある。
そして,一番大切なのは,コンスタントに先頭集団に入れるように勉強をするということ。


さて。
この時期のこの発表の際に,ほぼ毎年同じようなことを言ってるんですが。
倍率を見て「うわー,倍率高っ!志望校変えようかな。」とか考えちゃってませんでしたか?
もし「ちょっと一瞬,考えちゃったわー。」というキミは,何を考えてどんな思いでその学校を選んだのか,よく思い出して欲しい。
学校説明会や見学会,相談会に参加して,何か惹かれるものがあって,「この学校に行きたい!」と思ったから選んだ学校だろうと思います。
自分で自分の進路を考えて悩んで決めた学校を,10月時点の調査の倍率(=人気指標)が高かったくらいで,あっさり諦めちゃうの?ってことです。その学校への思いは,そんな程度だったの?ってこと。

本当に入りたい学校なら,ちゃんと先頭集団に入れるように,寸暇を惜しんで,手,動かそう。
悩んでるヒマがあったら,手,動かせ。