※越谷北高校の先生よりご連絡いただき、誤字を訂正させていただきました。
 大変申し訳ありません。ご連絡ありがとうございました。


今日は埼玉県立越谷北高等学校で行われた『北高探究の日』にお邪魔してきた。
この行事は、普通科高校2年生による『総合的な探究の時間』の最終発表会だ。
各教室や講義室、食堂などを利用したポスター発表が行われる。

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受付では入校証と案内と資料、コメントシートをいただける。
生徒の発表を見てコメントシートを書いてくれ、ということらしい。

受付で頂いた資料によると、

(以下抜粋)
 生徒たちは2024年1月から約1年間をかけて探究活動に取り組んできました。
 クラスを越えたほぼ初対面のメンバーとの自己紹介から始まり、
 問いやテーマの設定、中長期計画の策定、実験や制作などの探究活動を経て、
 本日のポスター発表会を迎えました。
(抜粋以上)

へえ。
クラスの班ごとのグループなんだと思ってた!

全部で53ものグループがあったが、ポスター発表だったので妙な緊張感や時間的なストレスもなく、ごくごく軽い気持ちで教室に顔を出せた。
発表内容にしても、
「暗記パン作ってみた!!」
「授業中の指名されやすい席徹底解説」
「守りたい、その弁当」
など、くすっと笑えるテーマから、
「スマホによる記憶力低下」
「音が作る波形について」
「カフェインの虫への影響」
など、本格的なテーマのものもあり、中には「いや、これ、ポスター発表じゃなくて、もっと本気で探究してちゃんと発表してよ。」と思うようなテーマもあったりして、なかなか楽しめた。

発表ももちろんなのだが、校内を思い思いにまわっている生徒さんたちも活気があって良かった。
イヤイヤ、ダラダラ回っている生徒はほとんど見当たらず、みんな楽しそうにしていたのが印象的だった。
発表に対しての質疑の時間にはいろいろな質問が上がり、例えば、テーマ設定の動機について突っ込まれていたり、実験方法について突っ込まれていたり、発表者側がしどろもどろになっている場面もあった。
先生方もいろいろな発表をご覧になり、ガンガン質問をされていた。

…ん?
先生方もポスター発表をご覧になっていた??

そうなのだ。
このイベント、それぞれの発表ブースや教室を仕切っている先生が一人もいらっしゃらなかった。
生徒さんたちがそれぞれのブースを回している。
テーマ設定から探究、運営まで、生徒さんたちが主体となった一大イベントなのだ。
それでもイベントがイベントとしてちゃんと機能している。


そうか。
これが越谷北高校のパンフレットに書かれている「自走する生徒」か。
探究活動の発表を見学しに行ったのに、越谷北高校のポテンシャルを見せつけられた。

やるなあ!コシキタ!


短い時間だったが、とても充実した時間を過ごすことができた。
今日はお邪魔しました。
ありがとうございました。


それにしても、このイベント。
イベントとしてもよくできているととても感心した。
2部制になっていたので、約半分の発表しか見ることができなかったのだが、欲を言えば53組すべての発表を見たかった。
生徒以外の来後者は、卒業生や保護者も含めて50名くらいだったそうだが、もっとPRして多くの方に見学していただいたらいいのに。
越谷北高校の良さをアピールできる良い機会になると思う。



(*´-`) .。oO(廊下の片隅でテーマ一覧を見ていたときに「ご案内しましょうか?」って声をかけてくれた男子生徒さん。大丈夫ですよ、とお断りしてしまったのだが、声をかけてくれてどうもありがとう。