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『高校受験』っていつから意識したらイイ?
そんなことを聞かれることがあります。(特に中3になってから。)
中3の1学期に入るといよいよ高校受験シーズンを迎えます。
中学生になると,その来るべき受験を目標の一つにして勉強をするワケですが,それではいつ頃から『高校受験』を意識したら良いのでしょうか。


先に答えを言ってしまうと,「中学に入ったらすぐ。」です。


そういうことを言うと「塾だからそうやって不安を煽るようなこと/焦らせるようなことを言うんだよね。」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが,それは紛れもない事実なんです。

高校受験(今は公立高校を想定しています)では『調査書』と言われるモノがあります。
所謂,『内申書』というヤツです。
これには,3年間の中学校生活の学習の記録、つまり3年間の成績すべてが記載されています。
それらが全て点数化され,合否判定のための得点となります。
つまり,入試本番で同じ点数を取った生徒であっても,調査書の点数で合否が分かれてしまうこともある,ということです。

実際に某県立高校を受験した2名の生徒を例に挙げます(当塾の生徒ではなくデータです)。
Aさんは321点,Bさんは289点を入試でとりましたが,合格したのはBさんでした。
調査書の点数の時点で40.5点もの差がついていたためです。
こう言ったことは,レアなケースではありません。

中1の年間評定は決定したら何があっても覆りませんし,中2の年間評定も同様です。
中3の年間評定(入試得点となるモノ)は1学期と2学期の成績で決まります。
特に秋の学校説明会や相談会では,高校の先生に1学期の成績を見せて話を聞くわけですから,1学期の成績ってかなり重要です。
(これ,意外と知らな(気づいてな)くて,「夏から頑張れば平気!」と思ってる人が多い!)

そういうことを考えると,『高校受験』というモノは早くから意識しておいた方が良いということが分かりますよね。
これは「志望校を中1から決めておいて。」ということではなく,「日々の勉強が入試につながるということを意識しておこう。」ということです。


「勉強は中3になってから。」「中3の夏からやればイイ。」と勉強することを先延ばしにするのは,生徒自身,お子さん自身の進路の幅を狭めてしまうことになりかねません。
早いうちから『高校受験』を意識して,勉強に取り組んでいくことが大切だと思います。
そしてもう一つ。
早いうちから高校の情報を集めておくことも大切です。
学校をよく知らなければ自分に合った学校を見つけることもできませんし,そうすると「志望校=行きたい学校」ではなく「志望校=名前を聞いたことある学校」になってしまいます。
秋からは「志望校を決める」期間。
「志望校を見つける」期間はもう始まっています。

4/29に行われる,埼玉東部地区の私立高校が集まる進学相談会『東部私学の集い』を皮切りに,進学相談会や学校説明会・見学会も,本格化してきます。
限りある機会を逃さないように,アンテナを張り巡らしておきましょう!