『よつばと!』というマンガがある。
今日のブログのタイトルは,9巻の帯に書かれている言葉だ。
《よつば》という小さい女の子と保護者である《とーちゃん》を取り巻く何気ない日常を描いた作品だ。
「よつばと」とは「《よつば》と」,つまり「《よつば》&」という意味。
その中に出てくる段ボール製のロボット(?)の《ダンボー》はグッズ展開もされていて結構有名だ。
(ダンボーはこんな顔のやつ。→[●▲●])
「よつばと」とは「《よつば》と」,つまり「《よつば》&」という意味。
その中に出てくる段ボール製のロボット(?)の《ダンボー》はグッズ展開もされていて結構有名だ。
(ダンボーはこんな顔のやつ。→[●▲●])
主人公の《よつば》はだいぶ変わっている。
《とーちゃん》の友人に意地悪をされて,《よつば》はこう叫ぶ。
「よくもだましたな!ゆるさん!おまえをこどくにしてやる!」
ね,変わってる。w
変わってるけど,面白い。
いや,変わっているから,か。
ある時,夕立がバーっと降り出した。
「あめだーー!!」
と叫びながら玄関を飛び出して,雨に濡れながら笑っている《よつば》。
それを見ている《とーちゃん》のセリフは何度読んでもグッとくる。
「大丈夫大丈夫。
あいつは何でも楽しめる。
よつばは無敵だ。」
これからAI技術はますます台頭してくる。
ドラえもんのようなホンモノのAIが出来るかってのは些か懐疑的だけれど。
(だからAIって書きたくないのでAI技術って書いてる。w)
でも間違いなくAI技術は進歩・進化する。
そうなると多くの仕事をAI技術が人間の代わりにするようになる,と言われている。
話題として一時センセーショナルな取り上げられ方をしていたせいで,仕事がなくなっちゃう!みたいになった。
(新しい未知の仕事ができるので仕事がなくなる!ってことはない,と思う。)
そんな世の中になれば,クリエイティブな部分,創造的な部分を担うのが人間,ってことになる。
それも,一人の想像力と創造力には限界があるからいろいろな人たちと話し合わないといけない。
だから協働性や多様性,主体性が必要になる。
協働するには表現力や判断力が必要不可欠だ。
主体性や協働性,判断力,思考力,表現力。
社会が大きく方向転換をしようとしていて,教育も大きく変わりつつある。
しかも新型コロナに翻弄された,こんな時世で。
だからこそ基礎・基本の力って大事だと思う。
知識や経験,技能,技術。
そういうモノの下支えがなければ,思考も判断も表現も出来ない。
言葉を使わずに物事を考えてみ?と言われても出来ないのと同じかな。
ただ,それ以上に「人間力」っていうのが必要になってくるんじゃないかと思う。
人間力ってのは突き詰めると,《とーちゃん》の言うところの「何でも楽しめる」ってことなんじゃないだろうか。
勉強が得意な人,好きな人って往々にして学ぶことを楽しんでいる。
だから苦じゃない。
そんな感じと似ているかもしれない。
そんな感じと似ているかもしれない。
人生のいろいろを勝ち負けで振り分けるのはとても嫌いだけれど,どんな場面,状況に置かれても楽しむことが出来る人なら,少なくとも,その人は負けることはない。
負けないから強い。
つまり無敵だ。
中学校では今日,新しいコトへの始まりの合図が鳴った。
新しい環境でも思いっきり楽しんで。
そして,何でも楽しめる無敵な人になってもらいたい。
卒業,おめでとう。
『よつばと!』は本気でオススメですよ。
宝物のようなコトバがたくさん詰まってます。