合宿2日目。

今日の最低気温は13℃という,地元から比べると驚くべき気温。w
陽が生い茂る緑に映えて,とても気持ちのいい朝でした。
朝食前に外で軽く体操をして,朝食を食べ,教場へ向かいます。
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↑朝のペンションの様子。
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↑体操中。ちょっと眠そう?

今年はてきぱきと動いてくれる生徒さんが多く,
のんびりとできる時間が結構あります。
朝も,朝食後40分くらいのんびりと過ごすことができました。
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↑今日の朝食。

今日の午前中は,中学生は体験学習を行いました。
簡易ろ過装置を作って,きれいな水を作るという課題を出し,
最低限の材料を用意して,装置は各自で考えて作らせました。
装置を作るにあたって,
まずは設計図とそんな効果でろ過できると思ったかを考えてもらいました。
もちろん,ネットで調べたり相談したりは無し。

いくつか設計図が描けているのを確認してから,
これ!という案を持ち寄って話し合い,1つだけ装置を作成。
みんなの意見を集約した試作品がこちら。

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↑試作版簡易ろ過装置
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正直,特にアドバイスもない状態でここまでできるとは思いませんでしたが,
でも,ろ過はまだまだ不十分のようです。
「この状態の水を飲んでみたいと思う?」
「いや,無理。w」
そこで,ろ過の仕組みと,なぜその材料を入れるかを話し,
完全版を一人ずつに作成してもらうと…
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↑完全版簡易ろ過装置
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泥水が驚くほどクリアな水に!
かび臭いような土臭いような嫌な臭いもありません。
そのあと,
「なぜ臭いまでなくなったのか。」
「臭いってのはそもそも何なのか。」
など,いくつかの質問をして,意見を出し合ってもらい,最後に解説。
そして次の実験です。

ろ過装置に麦茶(水分補給のため教場においてある)をろ過してみるとどうなるか。
まずは考えて意見を出してもらいます。
少人数だとこういうときにまんべんなく全員に答えを聞けるからいいですね。
「ニオイは粒子だ」という先ほどの解説を踏まえて考えてくれる生徒さんもいて,
なかなか面白い意見が出ました。
いざ試してみると…
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↑これは感激!

麦茶もきれいにろ過されました。
ただ,このろ過装置の材料(特に活性炭),安いもので揃えたので,
そろそろ限界が近づいているようでした。
中にはいまいちろ過されていなくて薄い麦茶色の水が出てきた生徒さんも。
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↑明らかに茶色みがかってる。w

「だから浄水器のフィルターは定期的に変えないといけないんだよ。」
こういう思いがけないアクシデント?も役に立ちます。w
最後に,ろ過をしてもこの水は殺菌していないため飲めないことを,
しっかりと念を押して終了となりました。


普段の授業ではなかなかできないこういう体験も,面白いですね。
意外な生徒さんがいきいきしていたり,真剣に取り組んでいたり,
何より,みんな一様に楽しそうに取り組んでいたのが印象的でした。

今までは,岩魚の掴み取りを体験したり,ジップラインをしたりと,
アクティビティ的な体験ばかりだったのですが,
こういう実験とか自分で何かを考えて答えをひねり出す系の
体験もラインナップに加えてもよさそうです。

来年は何をしようか?
そんなことをもうすでに考えてしまうくらい,
私自身も楽しい時間を過ごすことができました。


昼食と昼休みを挟んで,
午後は打って変わって集中して学習に取り組みました。
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↑昼休みの様子。突如訪れた竹馬ムーブメント。w


明日はピーク日。
午前も午後も座学でみっちりと勉強してもらいますよ!

↓今夜の夕食。
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