3月4日と,10日・11日はお休みをいただき,
赤十字救急法基礎講座と救急法救急員講座を受けてきました。
赤十字救急法基礎講座と救急法救急員講座を受けてきました。
初日は基礎講座で,主に一次救命の仕方を,
2日目,3日目は救急員講座で,さらに踏み込んで
各傷病の手当(治療ではない)の方法を,
朝9時半から夕方5時まで,実技を中心に学習します。
いやー,疲れました!w
特に傷病の手当については,三角巾を使った止血や固定の方法を,
これでもか!というくらい矢継ぎ早に学習します。
たたみ方,巻き方,固定の仕方,結び方。
額に出血,耳に出血,前腕部骨折,アキレス腱断裂,などなど。
覚えることがたくさんで,本当に混乱しました。
ただ,最終日の実技テストに向けて復習をしていると,
実に理にかなった方法なんだなと感じました。
理にかなった,と言うか,
傷病者がツラくないことを目的としてる,と言った方が良いかも。
例えば額の傷。
当然のことなのだけれど,傷のある位置に包帯の結び目が来るのはダメ。
ゴリゴリして余計傷が痛むし,解くときも痛いから。
でも,だからと言って,初めから少し長さを調節して左右非対称で,
ってのはダメなんだそう。
包帯を締めるときに力のかかり方が均一じゃなくなるから。
圧迫して止血をするという目的があるから,
力がしっかりと均一にかかっていないとダメなんだそうです。
うむむ。
奥が深い。
最終日の実技テストの前にはシミュレーションという時間があり,
実際の災害現場という設定で,傷病者役の方を手当てします。
どんな状況か,どんな傷病か何も知らされず現場に踏み込むのですが,
現場を見渡すと,一瞬で頭が真っ白に。
うめき声やパニックになっている声,助けを呼ぶ声。
もちろん皆さん演技なのですが,それでも恐怖を感じました。
なんとか対処は出来たものの,やり漏らしていることが多く,
いざというときに出来るのか,とても不安になりました。
ただ,そんな状況のときに,自分がどんな心境になり,
そしてそんなふうに焦るのか知ることができ,有意義な時間でした。
終了後の反省会では,指導員の方がこんなことを仰っていました。
「どんなに場数を踏んでも,後悔は残ります。
もっと出来ることがあったんじゃないか,
もっと良い方法があったんじゃないか。
でも,それは仕方のないことです。
そのときそのときに出来る最善を尽くすことが大切だと思います。
そして,それを次に必ず繋げることも大事です。
次に繋げるためには日々の研鑽も大切ですね。」
2011年3月11日の未曽有の震災のときにも実際に現場に派遣されていた,
そんな方のこの言葉には,とても重みが感じられました。
同時に,勉強も同じだよな,と思いました。
もちろん,勉強だけでなく,仕事や日々の生活だって同じです。
≪そのときにできる最善を尽くすこと。≫
≪反省を次に生かすこと。≫
≪日々の努力を怠らないこと。≫
満足のいく結果が出ることは,もしかしたらないのかもしれないけど,
その積み重ねが,きっと人間を成長させていくんだと感じました。
それにしても。
新しいことを勉強して,出来るようになるって楽しいですね!
(*´-`) .。oO(シミュレーション,またやりたいなー。