今日は,春日部のふれあいキューブで行われた,
昌平中学高等学校の説明会に行ってきました。
昌平中学校は国際バカロレア(IB)MYP認定校となり,
その教育に期待が高まっています。
会場がほぼ満席だったことからも期待度の高さがうかがえます。

国際バカロレアというのは,簡単に言うと,
これからのグローバルな社会を見据えて,
世界共通の大学入学資格や成績証明書を与える教育プログラム。
MYPとはそのプログラムの中で,
中学生~高校1年生までを対象とした学習プログラムです。
因みにIB(MYP)の認定は埼玉では初!だそうです。

グローバルな教育であったり,国際理解教育であったり,
そういう目標を掲げている学校はいくつもありますが,
実際にIBの認定を受けた学校,というのは
今後,ますます強みになっていくと思います。
「グローバルな教育を受けたよ。」というのと,
「IB認定校で教育を受けたよ。」というのでは,
教育内容がどれだけ近くても,大きな差があると思うんです。

そういう教育を昌平中学校では,
入学した全員が受けられるということで,
やっぱり期待値は大きくなっていきますよね。

また,高校1年生で高大連携授業が実施されるだけでなく,
校外授業では大学訪問をするなど,イベントを通じて,
「1年生の段階で将来の事を考える重要性」を伝え,
「大学はあくまでもスタートライン」ということを意識させる,
早い段階から『将来への意識付け』を行っているそうです。
それが高い進学実績を安定させるためのポイントなんだと思います。

そして,今回の説明会では,初めて(だと思います),
『アクティブ・ラーニング』についての説明がありました。
何だか最近,『アクティブ・ラーニング』という言葉に,
『聞こえの良い魔法の言葉』感があるなと思っていたのですが,
昌平の説明会では,その重要性だけでなく,
危険性や問題点などをしっかり説明してくださり,
それにどう対処していくかということまでうかがうことが出来ました。

昨年の同時期に城川校長にお話をうかがう機会があり,
そのとき,
「私の中では賛成と反対が半々。」
と仰っていたのですが,
きっと研究に研究を重ねられて実践に移ったんだろうなと感じました。

耳障りの良い言葉だけが並ぶよりも,
そういう努力が垣間見える説明会の方が何だか安心しますね。
そんなところに,きっと昌平の教育の底力を見ることが出来て,
「あー,足腰の強い学校だなぁ。」と思うのかもしれません。
(完っっっ全に個人的見解ですね。w)


昌平中学高校は,今,埼玉で最も活気がある学校の一つだと思います。
進学実績も高いところで安定し,教育内容もどんどん進化しています。
それでも,そこに甘んじることなく,
学校が一体となってフレキシブルに動いている。
それが昌平中学高校の活気の要因の一つだと感じました。