3月1日。
今日は埼玉県公立高校入試の合否発表の日だ。
過去に数回,近くの県立高校の合否発表の様子を見に行っていたが,コロナ禍になってからは遠慮している。
オマケにインターネットでも合否発表が見られるようになった。
時代と言えばそれまでだけど,なんだか味気なくなったような気もする。

教学館から公立高校を受けた生徒からは,朝から続々と連絡が来ていた。
中には残念な結果となってしまった受験生もいた。
ただ,そんな受験生たちが一様に,
「悔いはない。」
「勉強の楽しさを知れたから次に繋げたい。」
と,後ろ向きではない,逆に前向きなことを言っていたのにはグッと来てしまった。

「ああしておけば」「こうしておけば」と後悔があるだろう。
悔しいだろう。
ツラいだろう。
そういうものを一切合切まるっと反省して,高校からの勉強に活かして欲しい。
在り来たりな言い方だが,高校への入学はゴールではない。
むしろスタートラインだと思う。
スタートラインに立つ前に,ちょっと躓いてしまった。
そういうことだ。
気持ちが緩んでいたのか,何とかなるを高を括ってしまったのか。
躓いた原因をしっかり考えて欲しい。
そして,少し時間はかかるだろうが気持ちを立て直して,凛とした姿で胸を張ってスタートラインに立ってもらいたい。

第何期生か数えるほどマメじゃないから分からないけど。
今年度の受験生の皆さん。
本当にお疲れ様。
今日はゆっくりと休んで,また明日から前に進んでいこう。


勉強に身が入らずなかなか火がつかなかったコ。
直前に不安に押しつぶされそうになったけれど立ち上れたコ。
倍率を見て志願先変更を考えたけれど悔いは残したくないとチャレンジしたコ。
などなど。
なかなかに問題の多い1年だったが,忘れられない1年だ。

今年度感じたことは,また来年の受験生に。
私もちゃんと活かしていくよ。


今年度も楽しかった。
本当にありがとう。