今年も,残すところあと1時間と少しとなりました。
生徒の皆さん,今年もたくさん勉強をしてくれてありがとう。
保護者の皆様,今年もご理解とご協力を賜りありがとうございました。
1月から始まった新型コロナ感染症の拡大。
休校期間や緊急事態宣言を経た今でも,収まる気配はありません。それどころか,感染者数を見るとますます増加の一途をたどっています。
まさに,コロナに始まりコロナに終わった1年でした。
1月にはまだまだ対岸の火事だったコロナも,今は随分と身近なものになってきています。
コロナによって今までの生活が大きく制約され,何だか雁字搦めのような感じもしていましたが,それも初めのうちだけ。
いつの間にか新しい生活様式,新しい日常に慣れつつあります。
気がつけばいつの間にか12月に入っていて,いつの間にか年越しの準備をしています。
「人間というのは随分と強かなものなんだなあ」と一昨日,昨日と教室にワックスをかけながら感じました。
新型コロナウイルスがなぜ怖いか。その答えは,この一言に尽きると思います。
『未知』だから。
でももう私たちは予防の方法を知っています(年末年始もうがい手洗い消毒密回避!)。ワクチンも拡がりつつあります。特効薬も何れは出来上がるでしょう。
未知なものは,知恵を出し合い知識を当てはめ,既知のものにして克服してきました。
そうやって今までも感染症の脅威と立ち向かってきたのだと思います。
その為に必要なのが『学ぶこと』です。
学ぶことで得た知識や学びを通して体験したことは,いつか必ず役に立ちます。
だからこそ,学びを止めてはいけない。それは学生だからではありません。社会人になっても,です。
学びを止めてしまえば,今まで蓄積してきたものがそこで途絶えてしまうだけでなく,無駄になってしまうこともあるからです。
生きているうちは学びを止めてはいけない。きっとそれが,人間が人間たる所以なのではないだろうか。
そんなことを強く感じた1年となりました。
まだまだコロナウイルスの脅威は拡大しています。
それでも,来年は,再来年は,今年よりも状況は好転しているはずです。
人間には知恵や知識があるからです。
明るい来年を信じて,今はゆっくりと,1年に1度の日を過ごしましょう。
今年も1年,ありがとうございました。
今夜は冷え込むそうです。どうか暖かくしてお過ごしください。
教学館は来年も学びを止めません。
年が明けたらまた,元気な姿でお会いしましょう!
皆様,良いお年をお迎えください。