昨日,夜のニュース番組を見ていたところ,
千葉県某所のとある市立中学の取り組みを紹介していた。
千葉県某所のとある市立中学の取り組みを紹介していた。
その中学校では,
オンライン授業へと風向きが変わっている今の状況の中,
生徒さんたちとのやり取りを敢えて紙ベースで行っていた。
オンライン授業へと風向きが変わっている今の状況の中,
生徒さんたちとのやり取りを敢えて紙ベースで行っていた。
学校から郵送で届く課題。
もちろん藁半紙に印刷されたプリント。
オンラインでPDFファイルを配布してしまえば楽なのに,
先生方が封筒にプリントを入れ宛名を書き切手を貼って,
と手作業をされていた。
もちろん藁半紙に印刷されたプリント。
オンラインでPDFファイルを配布してしまえば楽なのに,
先生方が封筒にプリントを入れ宛名を書き切手を貼って,
と手作業をされていた。
生徒さんたちは受け取ったその課題に家庭で取り組み,
期日までに学校に提出する。郵送で!
返送された課題は先生方が一人一人の分をチェックし,
丸付けをして,コメントやメッセージを書く。
そして次の課題とともに,それが郵送で返却する。
期日までに学校に提出する。郵送で!
返送された課題は先生方が一人一人の分をチェックし,
丸付けをして,コメントやメッセージを書く。
そして次の課題とともに,それが郵送で返却する。
メッセージもひとりの先生ではなく何人もの先生が書く。
「毎日勉強しろよ!」
「課題,サボるなよ!」
学年通信や同じクラスの友達のメッセージをまとめたものも
課題に同封されている。
「早くみんなと学校で勉強したい。」
「今は大変だけどみんなで乗り越えよう!」
いろんな先生や友達からのメッセージがこうやって届いたら,
勉強に対してのモチベーションも保たれるだろう。
オンライン授業は便利だ。
画面をタップすれば,ネット上に開かれている教室へ入れる。
そこを介して,ライブで授業が受けられる。授業ができる。
極端な話,上半身だけ着替えてれば画面上は問題ないし,
顔を洗ってなくてもほとんど気づかれない。
(いや,私はちゃんとしていますけども。w)
ただ,長い休みも2ヶ月を過ぎ3ヶ月目に突入した今,
確かにモチベーションに差が出てきているということを
教える側の実感として,確かに感じてきている。
いっとき,衛星授業・サテライト授業というのが流行った。
どこかの教場で授業をしている人気講師の授業を
衛星生中継で他の教場でも見られるというヤツだ。
それにとって代わったのが映像授業だ。
1年に1回撮影しておけば,その授業を見たいときに
いつでも何度でも見られる。
それが今,DVDなどの記憶媒体経由でなく,
ネット上にアップされて見られるようになった。
今後はきっと,オンラインの双方向授業を行うところが増え,
わーっと一世を風靡するだろう。
オンライン授業は便利だ。
でも,あくまでもツールとしては,という意味だ。
そればっかりになる,ってことはきっとない。
いつかアナログな今までみたいな授業のやり方が見直されるだろう。
親しくしているとある塾長先生とLINEをしていたとき,
その先生がこんなことを仰っていた。
「今,新しいフェーズに一気に移ろうとしているのは分かる。
だけど,勉強の合間,授業の隙間で夢を語るような
『隙間の教育』も絶対に必要だよ。
オンラインやAIは教育では絶対に脇役。道具に過ぎないね。
ナマミのヒトには取って代われないよ。」
今回の新型コロナ禍で,オンラインの可能性を強く感じた。
可能性というよりも利便性,なのかもしれない。
そしてそれと同じくらい,アナログの可能性,重要性も痛感した。
今のカタチの授業に切り替えてしばらく経ち薄々と感じていたことが
それが昨夜のニュースで一気に強くなった。
(*´-`) .。oO(あー。早く対面で授業したいなあ。