2020年01月

一先ず。

埼玉県内・東京都内の私立高校入試がほぼ終了した。
結果は…
 🌸全員,合格!!🌸
だった。

あまり緊張していなかった今年の受験生たちも,
さすがに前日は緊張していたし,
合格発表まで,落ち着かない気持ちで過ごしていた。
取り敢えず,一安心。

県立高校志望の受験生はあと1ヶ月先が本番だ。
ココまで取れていれば絶対に大丈夫,という目安はないので,
本番で1点でも良い点数がとれるように,
あと1ヶ月,勉強に励んでもらいたいと思う。

私立高校志望の受験生は受験はココで終了となる。
ただし,受験は終わっても勉強はこれからも続いていく。
これからは高校に進んでからのための,というよりは,
自分の進路の実現のための勉強をしてもらいたいと思う。
たくさんのことに疑問を持ち,勉強し,知識を得る。
随分前に「ムダ知識」なんて言葉があったけれど,
知識に無駄なものなんてない。知識は身を助ける。

私立組も県立組も,ココでホッと緊張の糸を切らずに,
まだまだ勉強をしていこう。


合格,おめでとう。

明日の入試のために。

いよいよ明日から埼玉県内及び東京都内の私立高校入試が始まる。
少しは緊張しているだろうか。
ウチの今年の生徒さんたちは何だかそうでもないらしいが。

この時期になると「自分を信じて」とよく言われるだろうが,
それは「自分がやって来たことを思い出せ」ということだと思う。
どれだけのことをやって来たのか思い出せば,自信が湧いてくる。

直前になると不安から,新しい教材に手を伸ばしたくなったり
いろいろなことをやり直しておきたくなったりするだろうが,
そこはグッと堪えて,自分が苦手なところを中心に見直すようにしよう。
今夜は遅くまで勉強をしないようにして,しっかりと睡眠をとること。
明日の準備は今夜のうちに。学校までの経路ももう一度確認しておこう。
持ち物は各学校からの案内を確認しておくこと。

一応,一般的な持ち物を挙げておく。
 ・受験票
   …クリアファイルに入れておくと失くしにくい。
 ・時計
   …アラームはOFFに。計算機能のないものを。
 ・筆記用具
   …書くものも消すものも複数持って行く。
    マークシート用に鉛筆も持って行こう。
 ・定規/コンパス
   …必要ならば。
 ・財布
   …IC乗車券を使う場合は,少し多めにチャージしておく。
 ・ハンカチ/ティッシュ/マスク
 ・教材
   …一番役に立つものを厳選して。
 ・お弁当
   …必要ならば。
 ・飲み物
   …途中でも買えるけど,水筒に温かい飲み物が良いと思う。
 ・携帯電話
   …緊急連絡用に。最寄り駅についたら電源を切ること。
 ・防寒具
   …特に,明日は寒くなる予報。


トラブルの対処方法も挙げておく。

 ・受験票を忘れたら。
   …取りに帰らず現地で高校の先生に伝える。
 ・公共交通機関の遅延で開始に遅れそう。
   …事故などでダイヤが乱れて電車が遅れている,
    渋滞でバスが動かないなどで試験開始に遅れそうな場合は,
    すぐに受験する高校に連絡をする。
    電車の場合は窓口で『遅延証明』をもらっておく。
    (自家用車での遅刻の場合は対応措置がなされない場合もあり。)
 ・待ち合わせをしていた友達が来ない。
   …自分のことを最優先に考えて,先に行く。
 ・具合が悪くなったら。
   …我慢せずに,試験監督やスタッフの先生に申し出よう。
    保健室などの別室で受験が可能な場合もあります。
    また,お腹を壊しやすい,など体調面で不安がある場合は,
    予め薬を飲んでおくか,準備しておく。

朝はギリギリで起きないように。
朝食もしっかりと食べるように。
なるべくしっかりと食べて欲しいが,もし固形物が喉を通らなかったら,
最悪,ゼリー飲料でも良い。
いろいろ考えてたらさすがに緊張してきた,かな?

中3生のみんな。
今更,もっと勉強しておけば良かった,なんてのは禁句。
それは次に生かそう。
今持っている力をすべて出し切れるように万全の準備をしよう。


人事を尽くせ。
そして,天命を待とう。
健闘を祈る。

従妹の話。

私の従妹は音楽系ではトップクラスの大学に現役で入った。
彼女の学科では,その年の入学者が15名。
そのうち現役は2名だったそうなので,かなりの難関だ。
入試も4次試験まであり,卒業式以降に最後の試験だった。
おまけに,滑り止めを1校も受けなかったので,
卒業式の時点では進路は宙ぶらりん。
今では笑い話だが,それほど親しくなかった
浪人が決まったクラスメイトに,卒業式以降,
妙に馴れ馴れしくされた,と言っていた。
今はこの仕事をしているから分かるが,
それも含めて精神的にキツかっただろう。

だがまだそんなことを理解できていない阿呆な私は,
卒業のお祝いの連絡を入れた折,こんな事を言ってしまった。
「○ちゃんは本番に強いからね。最後の試験も大丈夫でしょ。」
すると彼女はこんな事を言った。
「私だって緊張はするし不安になるしもう嫌だってなる。
 だけど試験が始まる前にあれだけやって来たんだから大丈夫,
 って考えると,そういうマイナスな気持ちが和らぐんだよ。」

ものすごくハッとさせられたことを今でも覚えている。

本番に強い,なんていう運的な要素ではなく,
彼女は彼女のできる最大限のことをして試験に臨んでいたのだ。
努力の人,というとチープに聞こえてしまうが,
並大抵のものではないくらいの努力の人だった。
それは今も変わらない。
(ので,そちらの業界の第一線で活躍していてwikiにも載ってる。)


明日はセンター試験だ。
大学を意識して本格的に受験勉強を始めて1年か,それ以上か。
それだけの時間を費やして勉強をしてきたじゃないか。
自分が今日までやって来たことを信じて,あとは全力を尽くすだけだ。
センターは2日間の長丁場で,そして長い入試期間の始まりだ。
人事を尽くせ。そして天命を待て。
健闘を祈る。


さて,高校受験生の皆さん。
センターが終われば次は君たちの番だ。
まだ少なくとも4日は勉強できる時間がある。
埼玉の私立入試は独特だが,それに甘えてはいけない。
最後まで手を抜くな。


(*´-`) .。oO(明朝は雪マーク。対策をしっかりと。

最後の最後まで。

ちょびっと出遅れた感はあるけれども,先日,
『埼玉県公立高校入試 第2回進路希望調査』
の調査結果が発表になった。


きっと皆さん確認済みだと思うが,
「志望校の倍率はどうだろう。」
というところが一番関心があるところではないだろうか。
というか,きっとこの調査ではそこしか関心がないのかも。

昨年度の同じ調査と確定倍率(入試時の倍率)を比べると,
例えば越ヶ谷高校では,
 2回調査時2.02⇒確定1.49
と実際の出願時には大幅に倍率が下がっている。
高い倍率を見て別の学校に変えた生徒がいたということだ。
また,越谷東高校では,
 2回調査時0.98⇒確定1.08
と定員割れ(倍率が1倍を下回ること)だったのに
蓋を開けたら倍率が1倍を超えていた。
こちらは逆に,定員割れを見て他から流れてきた生徒がいた
または,諦めていた生徒がやっぱり受ける,となったということ。

ちょっと越高の例は極端だけれど,
まだ僅かに,倍率には変動があるということだ。
確かに,公立志向がまだまだ強い埼玉なので,
「何としてもとにかく公立へ!」という考えがあるのも分かる。

ただ,それでいいの?と思うところがある。

「倍率が高いから(アンパイそうな)こっちの高校にしよう。」
「(定員が)割れてるからあっちの高校に変えよう。」
本当にそれで良いのだろうか。
いろいろな学校を見に行って,話を聞いて,説明会に参加して,
悩んで悩んで,もしかしたら保護者の方と喧嘩したりして,
「ここが良い!」と決めた志望校だろう。
どこでも良いや,なんて決めてはいないだろう。
それを12月の時点の調査(の倍率)を見て,
あっさり諦めてしまって良いのかな,と思う。
(もちろん,確定倍率はそういう子だけじゃないのは分かってます。)

今この時点で,この発表を見て,
志望校を下げてしまう(とはっきり言ってしまいますね)と,
確実に気は抜けてしまう。気が抜ければ気が緩む。
そして併せて,私立単願組はもうあと数週間で受験が終わるから,
ますます気持ちが勉強へ向かなくなってしまう。
(※私立単願組は「その先の自分のための勉強」を始めようね。)

それで,本当に良いのだろうか。


公立入試まではまだ1ヶ月半ある。
受験生になりたての頃は1年近くあったのに,
残り1ヶ月半というと,途轍もなく短いように感じて,
もう何をしても変わらないような感じを受けるのではないだろうか。
でも,それは違う。
まだまだ伸びるし,結果を変えることもできる。
土壇場で急激に伸びて,合格を手にしたコを何人も見てきた。
中には,最後の模試(当時は1月上旬だった)の結果で
志望校に要検討が付いたのに,入試では合格をしたコもいた。

ただし,全員に共通して言えるのは,
『最後まで諦めずに,手を止めなかった』ということ。
もちろん悩んではいただろう。というか,みんな実際に悩んでいた。
でも,手は止まらなかった。
そんな時によく言っていたのは,
「最後の最後。志願先変更期間に最後の一回,悩めば良い。」
ということ。

中学で受験を経験していないコたちにとっては,
人生で初めての大きな選択だし大きな試験だ。大袈裟ではなく。
それが目前に迫っていれば,そりゃ不安になったり逃げたくなったりする。
でも,人生で初めての大きな壁だからこそ。
最後の最後まで足掻いて,自分ができる最大限の努力をして,
挑戦してみても,ぶち当たってみても良いんじゃないだろうか。
誰の力でもない,自分の力だけで立ち向かっても良いんじゃないか。

受験も一つの経験で,そこから学ぶことは決して少なくない。
遊びたい気持ちを抑えて自分を律してやるべきことをやること,とか,
たくさん悩んで自分のこれからのことを真剣に考えること,とか,
無理かもしれないと思われる壁をぶち破る努力をし続けること,とか,
最後の最後まで諦めずに自分の力で突き進んでいくこと,とか。


受験はゴールではない,と言うことはよく言われていることだが。
いろいろなことを学び,得て,次のステップへ進むための
通過点であることは間違いない。
この通過点を有効に活用して,自分の成長に繋げていって欲しい。


倍率の変動なんかに惑わされないくらい,気持ちが揺らがないくらい,
まだまだ勉強をし続けよう。

正しい選択?

人生は,選択の連続だ。

はい。
また使い古されたことを偉そうに言い出しました。
でもそう言うもんだと思うんだから仕方ない。

実際,事あるごとに選択を迫られる。
人生を左右するような大きな選択もあれば,
まあどっちでも大差ないかというような選択もある。
例えば,進路の選択は前者に含まれるだろうし,
今日の昼食は何食べようかなんてのは後者だ。
因みに,昨日は大宮にいて昼食は温かい竹輪天蕎麦にした。
そこでコロッケ蕎麦を選んでいようがソーセージ天蕎麦だろうが,
特に夜の空腹状況に大きな差はない。
(*´-`) .。oO(コロッケだソーセージだ,まるで喬太郎師匠の時そばだね。

蕎麦は店に入りモノの15秒で決めたが,
大きな選択であればあるほど悩みも大きくなるし,
その先(の人生)に大きな影響を与えるし,
時間をかけてじっくりと考える必要が出てくる。
じっくり悩んで出した結論でも,それが果たして正解なのか,
なんて,後になってからも,まだ悩んでいたりもする。

自分自身の話をすると。
大学の進学が決まり,進学先の学科名を伝えると,
当時の私を知る殆どの先生から驚かれた。
中学から通っていた塾の先生なんて,
「…え?あの成績で?図々しい。」
と真顔で言ったくらいだ。
そのくらい意外な進路を選択した。自分でもそう思う。
あの時,別の道を選んでいたら,なんてことを
もう何年も経った今更悩むことはないけれど,
「もし」を考えることは少しだけ,ある。

では,果たしてその選択が正解だったか。
そんなことは分からない。
選んで時が過ぎてしまってから後悔したって,
それは後の祭りってもんだ。

どんな選択にも,きっと正解なんてない。
正解がないのだから,当然,間違いもない。
それならば,自分が選んだモノを信じて全力を尽くす。
そして少しでも何かを得ることができれば,それが正解になる。
選択のというよりは,選択した上での行動の正解なのかもしれない。



卒塾生で今,約1年の留学に行っているコがいる。
あと1ヶ月ほどで帰国をする。そんな時期だ。
今年,成人を迎えた。
さんざん悩んだ挙句,成人式には一時帰国しないという選択をした。
金銭的なこと時間的なこと,いろいろ考えての結論だった。
その話を聞いて,随分大人になったなと感じたもんだ。
だがやはり,SNSに上がる同級生の楽しげな写真を見て,
帰国すればよかったと後悔しているようだ。

それならば。
一時帰国しないことで生まれた1,2週間という現地での時間で,
少しでも多くのことを学んで得て体験すれば良い。
その時間を無駄にしないように過ごせば良い。
それがきっと正解になる。



追伸。
先日,新成人へのメッセージ的なブログを上げたのだけど。
温かみのあるメッセージというのはこういうことなのだ,
というメッセージがありますので,こちらも併せて,ぜひ。
教育ジャーナリスト 梅野弘之先生 オフィシャルブログ
プロフィール

教学館

埼玉県越谷市北部にある学習・進学塾【教学館】のブログです。
日々の出来事からお知らせまで,徒然なるままに書き連ねて行きます。
なお,入塾等のお問い合わせはホームページからお願いいたします。
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