2016年04月

彩り。

東部私学の集いで開智未来高校の関根校長が,
「よく見る・よく聞くコトが大切」
ということをおっしゃっていたのが印象的でした。

授業中や課題などで,
「○○をよく読んで」「○○を見ながら解いて」
とか言う機会が多いですが,
「あれ?もう読み終わったの?」
と思うくらい一瞬で読み終わる生徒さんがいます。
文字の上を視線がシャーっと流れていっただけなのに
それを「読んだ」と思っているんですね。
他にも,そのページや部分をぼやーっと眺めているだけ
っていう生徒さんも。

どちらにも共通している特徴があって,それは,
「焦点が合ってない」
ということ。
それでは一言一句,細部まで正確に読んでいることにはならなくて,
ということは,ちっともインプットされないってことですよね。
そんな読み方だと何回読んでも意味がありません。

また,
「○ページの□番を解いて」とか言うときも,
今言ったばかりなのに,
「え?どこ?何番?」
と周りの人に確認する生徒さんもいます。
指示をまったく聞いてなくて,全然違うことをして叱られる,
なんてこともよくあります。


「よく聞くということは耳を澄ましてしっかりと聞くこと。」
「よく見るということは焦点を合せてしっかりと見ること。」
関根校長がライフワークでもある「学びのサプリ」の中で
幾度となくおっしゃっていることです。
いろいろなものに焦点を合せて景色を見ると,
確かにいつもより明るく見えるように思います。

こうやって『五感を働かせ』て過ごせば
きっと日常世界がカラフルに彩られて,鮮やかになって,
毎日が充実した楽しいものになるんじゃないかなと感じました。


みなさんの毎日はちゃんと鮮やかに彩られていますか?

東部私学の集い。

今日は,春日部ふれあいキューブで行われた
『東部私学の集い』(進学相談会)
に行ってきました。
この進学相談会は,東部地区の私立高校
 ・昌平 ・春日部共栄 ・開智未来
 ・花咲徳栄 ・叡明 ・獨協埼玉
の6つの高校が,毎年この時期に合同で行うもので,
個別相談ブースのほかに,ミニ学校説明会が行われるのが特徴です。

東部地区では最も早い進学相談会にも関わらず,
毎年多くの受験生・保護者の方が来場しています。
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特別講演をされた,声の教育社の宮崎さんが,
こんなことをおっしゃっていました。
「早く入試情報を入手すること,そして高い意識を持つことが大切です。」

より早く,より正確な情報を得るためには,
人づてに聞いたり,ネットの情報を頼るのではなく,
自分で足を運び,自分で聞き,自分で見るのが一番。
じっくりと探し,ゆっくり考え,しっかり選ぶ。
そうやって自分に一番合う学校を見つけてもらえたらなと思います。


そして,目標となる学校が見つかったら思い切り勉強をして,
その学校が求める人物に近づけるよう頑張ってくださいね。

ちょっと長いですが。

2014年11月末に書き殴った文章です。
酷いけど,載せておきます。
ね,ネタ切れとかそんなんじゃないんだからね!w

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
時間。

僕たちはおそらくそれをとても勘違いしていて,
まるで無限にあるかのような錯覚に陥っている。
事実,終わりを宣告されていたあの件に関してだって,
このままが続いていくんだろうという,
訳の分からぬ勘違いをしていた。
とても楽観的に。
でも,永遠なんてものは概ね願望に基づくもので,
実際にはそんなものは存在しない。
仕事の納期や試験が眼前に迫ってきて初めて慌てふためく。

ついこの前,年が明けたと思っていたら,もう今年もあと数週間だ。
まだまだ先の話だと感じてた入試まで,もうあと3ヶ月弱だ。
時間が経つのは早い。
もしかしたら,速いと表現した方がいいのかも知れない。
光陰矢の如し。
ぼんやりと何となく無駄に時間を過ごしていると,
気づいたときには今わの際。
ぼんやりと生き,そしてそのまま,ぼんやりと死んでいく。


「死を解する人はほんの僅かである。
 人はふつう覚悟をきめてではなく,愚鈍と慣れで死に耐える。
 そして,大部分の人間は死なざるをえないから死ぬのである。」
(ラ・ロシュフコー『箴言集』 二宮フサ訳 岩波文庫)


そう考えてみると,
この,ロシュフコーの言う『死を解する』というのを,
僕はどうやら間違えて解釈していたようだ。
「『死の本質=死とは何か』を理解する」
ということではなくて,
「『死の気配=いずれは死を迎えること』を理解する」
ということなのかもしれない。
「人は覚悟をきめてでなく,愚鈍と慣れで死に耐える。」
これで,『愚鈍』という言葉が含まれていた理由が腑に落ちた。
そして,『死なざるをえないから死ぬ』という言葉も。

つまり,ロシュフコーは,
「人間の多くは生が限り有るということを意識せず,
 うっかり生きてうっかり死んでいくもんだ。」
と言いたかったのではないか。
だから,うっかり死なないためには,死を解さねばならない。
死というものの気配を身近に感じながらとまでは言わないまでも,
少なくとも時間が有限であることを意識すればいい。
そうすれば,まぁ,「気づいたら死を迎えてたよ。」
なんて,うっかりと死んでいくことだけは避けられる。


死ぬ間際に
「もっとちゃんと生きておけば良かった。」と後悔はしたくないし,
そんなことを言わねばならぬ人生の,なんと勿体ないことか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一時,ロシュフコーとか斎藤緑雨とかパスカルとか,
そんなんばっかり読んでいた時期があったので,
何とも頭でっかちな思考になっていたみたいですね。w

でも,ロシュフコーも緑雨もパスカルも,
現代にも通ずることを言っていて,
思わずニヤッとさせられたりして面白いですよ。


因みに。
ロシュフコーを買ったきっかけになった一節。

「われわれの持っている力は意志よりも大きい。
 だから事を不可能だときめこむのは,
 往々にして自分自身に対する言い逃れなのだ。」

『可能無限』

高校生が,
「今こんな文章やってるの。」
と国語のノートを見せてくれた。

茂木健一郎氏の『可能無限』という文章についてのノートで,
その中に,

「自分の人生が無限であるかのように勘違いする
 (可能無限の中を生きている)
 ↓
 余裕を持ち眼前の「今ここ」を楽しむ。
 ↓
 死を意識する=人生が味気なくなる」

という部分があった。

なるほど,そういう考え方もあるのかと思ったんだけど,
私は全く逆の考えを持っていて,
というのも,『可能無限』の中を生きていて,
やっぱり来てしまった悲しみに,
どん底に突き落とされた経験があるからだ。

そんな大袈裟なことを言わなくても,
実際,生徒さんたちには,定期テストなり入試なりと言った,
『有限の時間』を意識してもらわないといけないコトが,
たくさんたくさんある。
書類や宿題の提出期限とかも『有限の時間』だよね。

人生の有限(死)を意識しろなんて中高生には言わないけれど,
有限を意識しなければいけないところもあるってことは
忘れないでおいて欲しいな,と思う。

茂木先生の『可能無限』。
面白そうだったので,探して読んでみようと思います。



有限を意識することについての考察というか,
何かダラダラと書いた文章がどこかにあると思うので,
もし見つかったら,明日,載せます。w

勉強会。

5月5日に今年度最初の勉強会を実施する予定です。
今日,授業のあった生徒さんたちにはお手紙を配ったのですが,
中3の女の子2人が,さっそく参加を表明してくれました。


一番最初に,この勉強会,
『8時間耐久勉強会』
を実施したのは2013年の秋のことでした。

始めた頃は,7時間だったのですが,
「7時間も長丁場で勉強するなんて嫌だろうから,
 参加者もきっと少ないだろうな。」
なんて思っていたら,
「やってみたい!」
っていう生徒さんがたくさんで,
初回から満席御礼状態でした。
回を重ねるごとに,
前日も自主的に勉強会をする生徒さんや,
朝7時から来て10時間の勉強会をする生徒さんも現れ,
予想外の展開でした。

そして,
「勉強する場が欲しい,勉強する機会が欲しい,
 勉強するきっかけが欲しい。
 そんな子が,潜在的にたくさんいるんだ。」
ということを感じました。

そういう子たちに,たくさん学びの場を提供したい。
学びの機会やきっかけを,たくさん提供できる塾にしたい。
そのときに強く考えたことを思い出しました。


今もきっと,勉強する場が,機会が,きっかけが欲しい子たちが
潜在的にたくさんいることは変わらないでしょう。

そんな子たちにちゃんと学びの場を提供できているか,
勉強会がただのイベントになっていなかったか,
やり方が等閑になっていなかったか,
最初の頃の緊張感を持っているか。


もう一度省みて,今年度の勉強会に臨みたいと思います。
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