学校訪問

派手さのない躍動感。~川口北高校を訪ねて~

1学期最後の塾対象説明会は公立高校となった。
今日は,埼玉県立川口北高等学校へとお邪魔した。
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県立川口北高校は,JR武蔵野線東浦和駅から徒歩16分のところにある。
実際に徒歩で来られた先生は
「30分まではかからないけど,20分ちょっとかかるかな。」
と仰っていた。
(私は車で行き,近くのコインパーキングに駐車した。暑かったんだもの。)
先日の岩槻高校と違い,バス通学という選択肢がないため,ちょっと遠い印象。

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入り口にはこんなお気遣いが。

会場へ入り受付を済ませると,冷たいドリンクをいただいた。
今日も昨日に引き続き一際暑い。
とてもありがたかった。
…利益供与だ,とかナンセンスなこと言わないでね。

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お気遣いがとても有難かったです。


「部活も勉強も頑張りたいという生徒が集まる。」
と高松校長のお話にもあったとおり,部活では陸上競技部が400mハードルでインターハイ出場を決めたり,関東大会や県大会へ出場する運動部が多い。
今回学校へうかがうまで『スポーツ・部活が盛んな学校』という勝手なイメージを持っていた程だ。
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勉強面では,7年連続で国公立大の合格者数が50名を超え,昨年は過去最多となる68名(既卒者を含めれば75名)が国公立大の合格を手にしている。
ボリュームゾーンは埼玉大と埼玉県立大。
もちろん私立も,早慶上理に41名・GMARCHに200名の合格者(現役)を出している。
殆どが一般入試での合格で,指定校利用はすべての合格者のうち20名だそうだ。
また,既卒者を含めた合格実績と現役生の合格実績の差はわずかで,現役生で確実に結果が出ている学校のようだ。
現役合格率93.2%という数字からも,結果が出ていると分かる。

部活にせよ勉強にせよ結果が出てきているのは,カリキュラムポリシーにあった『一人一人を大切にする取り組み』の賜物ではないかと思う。
三者面談,二者面談,更には校長自らが全校生徒と面談をする校長面談もある。
そういったアナログな部分にICTを融合させ『個別最適な環境作り』に取り組んでいる。
特にICTについては,他の県立高校に先駆け,昨年度から入学生全員にiPadを持たせ,アプリを入れて授業で活用している。
しかし,先生方が使えないのでは意味がない。
川北はその心配はなさそうだ。
先生方も全員iPadを持ち,例えば職員会議などでも活用しているそうだ。
「ICT先進校と言っても良いのではないか。」
と教頭も仰っていたが,確かに私立高校並みに進んでいると感じた。
実際に,授業でも活用されていた。

また,来年度の高3から文系,理系に,文理融合型という類型を加えた3つのコースに分かれるそうだ。
教頭は
「これからの時代に向けての取り組み」
と仰っていたが,早い話,多様な入試方式に対応するためだそうだ。
実際問題,社会に出てしまえば「文系だからできません」「理系だからわかりません」みたいな言い訳が通用するはずもなく,文系理系問わず,幅広い知識が必要となってくる。
単に入試方式や選択する受験科目の選択肢を広げるためだけではなく,「これからの時代のニーズに合わせた取り組み」と言えると思う。

3年間を通じて行われる,自律学習を促すための取り組みである,自学自習オリエンテーションも面白い。
高1の4月には『学習の黄金サイクル』(予習・授業・復習)の大切さを,高2の3月には計画を立てそれを実践する姿勢を,そして高3の7月には生徒同士が学び合いを行うことで『受験は団体戦』であることを知り,それを自分の学習に活かす態勢を,それぞれ身につけていく。
ちょうど高3が自学自習オリエンテーションの真っ最中だった。
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教室を見学させていただいたが,敢えて監督の先生を置かず,生徒たちの自主性に任せた自習を行っていた。
どのクラスも立ち歩いたりガヤガヤとしゃべったり,居眠りしたりという生徒は居らず,ある種の緊張感を持ってびしっと学習に取り組んでいた。
すげえな。w

生徒さんたちの姿でもう一つ驚いたのは,反応の速さ。
授業を見学させていただいているときに,先生からの説明の後の
「はい,それじゃ班で話し合って。」
という指示に,パッと反応し,隣や後に身体を向けて話し合いが始まっていた。
先生の説明のメモをとっていた生徒はそれを見ながら意見を出したり。
活気に溢れているという感じではないけれど,派手さのない躍動感があった。
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現役合格率の高さも頷ける。
だからと言って,管理され締めつけられているような息苦しさは感じない。
成果を出さなければと力が入ってしまっている感もなかった。
校長が仰っていた「部活も勉強も頑張りたい生徒が集まる」ということは,つまり「部活も勉強も頑張れる環境がある」ということなのだろう。

これが,県立の進学校か。


以前,卒塾生がお世話になっていたことがある。
大学を出てこの春から社会人になった年代だ。
高校に行っても中学時代と変わらず,彼女が活き活きと溌溂と日々を過ごしていた理由が分かった。
学校自体がとても伸び伸びとして活気に満ち溢れていた。
また一つ,ワクワクする学校に巡り合えた。

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校舎外観。それにしても今日も暑かった。
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消灯されていることを考えれば,まあ明るい廊下だと思う。
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渡り廊下に設置された課題の提出場所。偉いな。みんなちゃんと提出してるようだ。

今年,創立50年を迎えるそうだ。
制服が新しくなる。
男子はブレザーか学ランが選べるらしい。
しかも学ランは特に指定はないので,中学のを着てもいいとのこと。
おもしろい。
「他校と比べて情報発信力が劣っている」
と校長も仰っていた。(もろもろ準備中とのこと。)
気になる方はホームページをご覧くださいね。


お忙しい中,貴重な機会を設けてくださった,川口北高校の先生方,ありがとうございました。
見学をしたクラスの高校生の皆さん,お邪魔しました。

冷静と情熱のあいだ。~岩槻高校を訪ねて~

県立高校の訪問記である。今年に入って2校目だ。
来週もまた,県立高校の塾対象説明会がある。
予定があって行けなかった学校も数校あるが,今年度の前半は以前と比べたら塾説を開いてくださる県立高校が急増した印象だ。
とても有難い。
(*´-`) .。oO(相変わらずの上からな物言い,すみません。

今日訪れたのは,埼玉県立岩槻高等学校だ。
場所は何となく知っていたが,前回の杉戸高校の失敗を活かし,今回は事前にちゃんと経路を調べた。
偉そうに言うことではないか。w

埼玉県立岩槻高校は東武アーバンパークライン(野田線ね)の岩槻駅東口にあり,駅前の通りをまーーーっすぐ,徒歩20分のところにある。
岩槻高校のホームページの『アクセス』のところを見ると大きく『徒歩20分』とあるが,その数字,おそらくほとんどの方が「遠いな。」と感じることだろう。
でも,県立高校としては,平均値よりちょっと遠いくらいだと思う。
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あんまり大々的に書くことではないのかもだけど,正直さの表れということで。w

因みに,岩槻高校の『アクセス』のページだが,『学校紹介』というタブと『中学生の方へ』というタブの2ヶ所にある。
何でなのかは不明。
今,紹介したのは『中学生の方へ』の方の『アクセス』だ。

他の行き方としては,岩槻駅東口から国際興業バスまたは東武バスに乗り岩槻高校前で下車,そこから徒歩というのもある。
こちらだと10分くらいか。
ウチの最寄り駅からだと越谷駅西口から東武バス(岩槻駅行き)に乗るという方法もあるが,うーん,岩槻駅経由の方が早いかもしれない。

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正門付近の様子。with 梅野先生。
(*´-`) .。oO(先日はウチのブログを先生のブログで取り上げていただきありがとうございました!

実は,ココのところの岩槻高校の動向には密かに注目していた。
そのため今日の塾説を本当に楽しみにしていた。


県立高校は中身が見えない。岩槻高校だって例外じゃない。
例えば,岩槻高校には国際文化科という学科がある。
外国語科ではない。国際文化科だ。
でも,実際に何を勉強する学科なのか,良く分からない。
(不勉強ですみません。)

そこが問題の一つだと関根校長は仰っていた。
中身が見えてこなければ,選択肢にも挙がらない。
選択肢に挙がらなければ,当然,生徒は集まらない。
生徒が集まらなければ,全員入れてしまうので,偏差値は下がる。
負のスパイラルだ。
だから,ありのままの岩槻高校を広く知ってもらう必要がある。
関根校長も
「綺麗事ではなく現状を伝えることが大切だ。」
と仰っていた。
学校の良さや取り組み,生徒たちの普段の姿,教員の皆さんの熱意。
そういったものを伝える手段がホームページにある『今日の岩高』であったり,今回の塾説だ。
『今日の岩高』はぜひ見ていただきたい。
何気ない学校の様子を動画や画像で毎日発信している。
県立高校でここまでの情報発信力は,なかなか類を見ない。

岩槻高校の偏差値は47。
『真ん中』よりちょびっと下,な学校だ。
だから,『真ん中』付近の生徒が多く集まる
中高連携委員会の先生は,
「真ん中くらいの生徒は自信がない。」
と仰っていた。
良くもなく悪くもない。手がかからない。
「穏やかな生徒,大人しい生徒が多い。」
と,関根校長も仰っていた。
そういう生徒は,語弊があるかもしれないが,クラスの中で学年の中で注目されにくい。
だから,自信がなくなるのだろう。
自信がないから,
「高みを目指さない。欲がない。それが大学進学実績に良くない影響を与えている。」
と,関根校長。
そんな自信のない生徒たちに,3年間で自信を持たせる。
それが岩槻高校の使命だ。

先日の杉戸高校にも似ていると思ったら,おおよその偏差値帯は同じくらいだった。
でも杉戸高校よりも進学実績は良くない。
そのデータは今日の塾説の資料として,関根校長も提示してくださった。
実績を上げるために,3年間で確実に学力を身につけさせるような,進路指導や補習,環境作りなど,学校全体としての取り組みを行っているそうだ。

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卒業生からのメッセージが昇降口に掲示されていた。これも環境作り。

特に進路指導。
「生徒一人一人のやりたいことを実現させるための妥協しない進路指導をしている。」
と中高連携委員会の先生。
名前の知れた所謂『良い大学』を薦めるわけではなく,自分のやりたいことが実現させられると思う大学へ。
指定校推薦がダメでもそこで諦めず,公募推薦や一般入試へとチャレンジできるように。
学力ももちろんだが,そういう『精神的な強さ』みたいなものを育てていく。
その結果が徐々にだが出始めていて,派手な大学名こそ少ないが,4年制大学への進学が約6割,短大も含めると約7~8割の生徒が大学へ進学している。
入学した当初は大学への進学は諦めているような生徒が,岩槻高校で高校生活を送ることで大学の進学を希望するようになり,実際に進学する。
英検準一級に合格する生徒も,毎年数名だが,いる。
失礼ながらも申し上げるなら,偏差値帯を考えればこれはすごい伸びだ。


生徒がより良い未来を自分自身で考え,選択できるように。
生徒の学力も精神も,確実に変えてくれる学校なのだと感じた。
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校舎は新しいとは言えないが,手入れは行き届いていてきれいだった。

令和8年度からは,県立岩槻北陵校と合併し,岩槻新校(仮称)となる。
それまでに学力の底上げを図る。
「バリバリの進学校にしたいわけではない。岩高の良さは残したい。」
関根校長はそう仰った。
岩槻新校(仮称)の開校に向けて,若い先生方を中心に学校が一丸となって改革を進めている。
関根校長は,校長がすべきこと(=校長にしかできないこと)と先生方に任せられることを冷静に見極め,「新校を成功させたい」という思いのもと,的確に動き動かしていらっしゃる。
だから先生方が同じ方向を向いているのだ。
関根校長は『人使い』に長けていると感じた。
穏やかな話し方の先生だが,時折見え隠れする熱さがあった。

中でも特に熱を帯びていた(と感じた)のは,
「塾の先生方にはぜひ,岩槻新校(仮称)を見届けて欲しい。」
という言葉だった。
関根校長が定年を迎えられる春に,岩槻新校が始まるそうだ。
だから,
「より良い形で次の校長に引き継ぎたい。」
と。
新校の始まりを間近でご覧になりたいだろう。
それでも華やかなところは後進に託し,身を引かれる。
言い方は古臭いが,最後のご奉公と言ったところだろうか。
男気だなあ。
(なんだそれ,と思うかもしれないが,メモに書いてあるんだから仕方ない。)


いろいろなデータから分析されたこと,現在の取り組み,そしてこれからの課題。
今日のお話の端々に,関根憲夫校長と先生方の冷静と情熱のあいだにある,静かで並々ならぬ決意を感じた。
これからが楽しみな学校だと思う。


いやあ,マスクをして行って良かった。
関根校長をはじめ先生方のお話をうかがいながら,何だか妙にワクワクしっぱなしで,ニヤニヤが止まらなかった。
不審者過ぎる。w

お忙しい中たくさんのお話を聞かせていただき,貴重な機会を本当にありがとうございました。

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廊下の自習スペース。テスト期間なのも相俟って,活気があった。
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バリアフリーのトイレがあるのも良いですね。


関根校長のお写真を,と思っていたのにすっかり失念した。
そういえば,「関根校長」と言うとき何だか妙にムズムズする。
大変お世話になっている,他の関根校長(元,ではあるが)を存じているからだ。
開智未来の教育顧問,関根均先生だ。
何を隠そう(いや隠してないだろうけど),関根憲夫校長は関根均先生の弟さんだそうだ。
(一番上のお兄様は元教育長の関根郁夫先生。)

なるほど。
動と静の違いはあれど,憲夫先生の熱さは均先生の熱さに負けず劣らずだ。
何方が動で静なのかは,ご想像にお任せします。

追記。

関根校長に
「岩槻高校はお好きですか?」
と質問をさせていただいた。
大変不躾で子供じみた,失礼な質問だった。
申し訳ありません。
言い訳をするなら,お話から岩槻高校への愛が感じられ,それが熱に繋がっているのかなと思った故の質問でした。

でも,今にして思えば,岩槻高校が好きというよりは生徒たちが,一緒に働く先生方が,そして学校がお好きなのだ。
つまり,『教員』というお仕事がお好きなんだろう。(と,勝手に納得した。)
『教員』というお仕事に誇りを持っていらっしゃるから,熱意に溢れていらっしゃるのだろうと思う。

『普通』の大切さ。~県立杉戸高校をたずねて~

今日は,県立杉戸高校において塾対象説明会が行われた。
私たち塾の人間が県立高校に足を踏み入れく機会はほとんどと言って良いほどなく,折角の機会だから,とうかがうことにした次第。

杉戸高校に進学した生徒はかつて数名いた。
中でも印象的だったのは,その当時の校長先生に惚れ込んで進学したけれど,その年の春からその先生は某私立高校の校長先生に着任されていて,がっかりした,という生徒。
思えば当時の杉戸高校は元気があったように感じる。
ここ最近はちょっと元気ないような?

栄枯盛衰,酸いも甘いも体験した学校という,勝手なイメージを持っている。
そんな学校のジュクセツだ。
どんな方向へ向かおうとしているのか,どこに着地しようとしているのか,拝見したいなと思っていた。

(*´-`) .。oO(相変わらずの上から目線ですみません。


埼玉県立杉戸高校は,東武スカイツリーラインの東武動物公園駅東口にあり,駅からは徒歩7分程度,どんなにゆっくり歩いても10分と言ったところだろうか。
遅刻しそうなときは走れば5分もかからないかもしれない。
実は20数年来,私用で月に1回は杉戸高校の前の道(R4号)を通る。
場所?分かる分かる。と高を括ってルートを調べもせずに行ったため,R4号まで出て校門を探すという愚行を犯した。
俗にいう,迷子ってやつだ。
(帰宅後にお電話をいただいたメディアバンクスの梅野先生には「何で?!」と笑われた。)

駅から学校へはその手前の埼玉りそな銀行がある通りの角を右折だ。
R4号まで行かないようにね。
グラウンドを横目にうろつく破目になる。

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校門付近の様子。

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校内はどちらかと言うと明るい雰囲気。


お話をしてくれた先生が仰っていて印象的だったのは,
「『普通』の生徒が『普通』の青春を送れる学校」
というフレーズ。
学校柄(というか偏差値帯),中学時代は成績的にもクラス内のポジション的にも目立たない存在だった『普通』の生徒が,薄らとでも感じていたであろう悔しさを糧に,活躍していける高校を目指しているし,そういう高校になっている,という。

なるほど。

しかし,それ以降もその先生のお話には『普通』という単語が散りばめられていて,正直,
「そんなに『普通』を強調しなくてもいいのにな。」
とさえ感じていた。

うーん。
ごくごく『普通』の学校ってこと?
それって売りになるのかな。


授業見学後,その先生とお話をさせていただいた折に,その『普通』という言葉の裏側を知った。

「コロナ禍が生徒たちに良くない影響を残した。
 今までなら『普通』に踏ん張れるような場面でも,もういいや,となる。
 「もう少し頑張ってみようか」となるのが『普通』だったようなことでも,簡単に現状で満足してしまう。
 それがコロナ禍が生徒に残した,最大の影響なのかもしれない。」

そうか。
『普通』が『普通』ではなくなってしまった昨今。
つい数年前までは『普通』だったことを取り戻し,生徒たちに『普通』を体験させ,生徒たち自身の『普通』を取り戻させる。
そういうことを使命としているのか,この学校は。
実際,コロナ禍にあっても,修学旅行は中止にすることなく実施していたそうだ。
(行き先変更もなかったのか,聞き忘れた。すみません。)

『普通』であることの大切さ,素晴らしさ。有難さ。
そういうことを,学校生活を送って行く中で感じることができる学校なのだ,と気づいたときに,先生が仰っていた『普通』という言葉の奥深さと,学校の懐の広さに愕然とした。
と同時に,自分の考えの浅はかさを思い知らされた。
考えれば,一軍なんて呼ばれる特定の層だけが目立って,活躍できるなんて言う環境は,確かに『普通』じゃないのかもしれないな。

(*´-`) .。oO(「『普通』って言いすぎ。」とか思ってごめんなさい。


やはり県立高校は,いろいろな木がある森だ。
1本1本の木が,自分の役割を持っていきいきと日々を過ごしてる。
昨年度,別の公立高校にお邪魔した折に感じたことを,再確認することができた。


杉戸高校の先生方,ご多用の中,大変貴重な機会を作っていただき,本当にありがとうございました。
また機会があれば,ぜひうかがいたいです。

以下は校内風景。
授業見学もできた。
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こちらの世界史の名物先生,世界地図をスラスラと板書することで有名。
…ん?某私立高校にいらっしゃった,別の世界史の先生に似ているような。
使っているオリジナルのテキストも同じだった。
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そういえば,その方も杉高から移られていたっけ。

変わらなければ,と気づいた時。~草加高校を訪ねて~

今日は,草加市にある

 県立草加高等学校

の塾対象説明会へ行ってきた。
初めての試みだということで,参加している塾の先生は多くはなかったが,その分ゆっくりと話を伺うことができた。

草加は,ウチからだとお隣の市だ。
が,ウチは反対側の端にあるため,進学した生徒がいない。
そのため,学校内の情報がない。
仕方なく,事前情報としてネットの情報を(鵜呑みではないが)仕入れておいた。

立地。公立としては普通。
偏差値。55前後。
評判。……良くない。
もちろんそれはあくまでもネットの評判なので,「まあ,そういう意見もあるよね。」程度にとどめておくことにした。
実際に見てみないと,本当のところは分からない。
ネットの情報なんてそんなもん。


学校に到着して校舎に入り,廊下を歩きながらメモ帳を取り出して順番に気づいたことをメモしていった。


以下,説明会開始前のメモをいくつか箇条書きで。

●先生方が明るく元気にお声がけしてくださった。
●校舎は,以前行った,県立不動岡高校よりも古い。暗い。
●脚立が立ててあって,ちょっと危ない。
●一番北側の校舎,三角屋根でかわいらしい。w
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●Wi-Fi完備,か?スマホが反応しとる。
 ⇒説明会内で完備だとのお話あり。
●チラ見えした授業中の生徒さんたちは,みんな真剣の授業を聞いている。
●仮設トイレ?不快なところなし。キレイ。エアコンついてた。休み時間は生徒が殺到していた。
 ⇒現在,トイレはウォシュレット化工事中とのこと。
●生徒さんたちの挨拶率(挨拶してくれる率)は△。


説明会の内容として

①探求学習について。
コロナや世界情勢による先行きの不透明感から,将来の夢を持って入学している生徒が低下している。
夢を持っている生徒の中で多かったのが,教員,看護師,公務員。
つまり,身近な大人の姿からしか,夢を想像できない。
そこで,探求学習で意識を変える取り組みをしている。
その取り組みを通じて,高1で自分発見(自分の知恵・個性・強みを伸ばす),高2で進路探索(自分の進みたい道,やりたいことを模索する),高3で進路実現。
そんな流れ。
実際,この春の進学実績は上がっていた。

②授業や学校生活での3つの取り組み。
・生徒が変わる授業。
 真面目な生徒が多いが主体性がない。
 そこで,情報での動画発信の授業や,家庭科の消費者教育での人生ゲーム,地理での授業開始10分間のプレゼン,などで生徒が変わっていく。

・生徒を変える教育。
 学年をクラスで縦割りにして競い合う体育祭や,文化祭,予餞会(3年生を送る会)など,いろいろな行事を生徒が企画・運営することで生徒を変えていく。

・生徒が変える学校。
 ネットでの良くない評判を受けて,生徒総会での発議により,学校の環境や設備,ルールなどを変更していく。
 例えば,スマホの校内ルール,自習スペースの整備,整容検査の基準など,生徒の意見で学校が変わっていく。

というお話が特に印象的だった。


以上のお話で,ちょっと気になった点を箇条書きで。

◆生徒総会からの要望の受け入れ基準・拒否基準。
 特に気になったので説明会後に質問をさせていただいた。
 「学校という狭い空間での常識でなく,世間一般の常識に合ったもの」を受け入れる,というご回答だった。
 うーん。個人的にはちょっとあいまいに感じた。
◆(お話にはなかったがパンフレットにあった)7時間学習マラソンについて。
 12回(!)という回数をどのタイミングで実施しているかについては,模試や部活の大会と重ならない時期に,ということで,定期考査前など特に決まった時期はないそう。
 また,土曜日に実施のため,希望者のみ,ということだった。
 参加する生徒,しない生徒に偏りが出てしまうのでは,と感じた。
◆ICTについて。
 そういえば,パソコンやChromeBook,タブレットを一人1台持っている,的な話はなかったな。


校内見学で感じたこと。

★ホームルーム教室がある建物(最初に見た三角屋根の校舎)の明るさ。
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★授業中に居眠りしてる生徒さんがいなかった!すごいな。
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★全教室にプロジェクターが完備されていた。
★そういえば,ICT端末を生徒さんが使ってる授業はないな。(PCルームは別)
★東京外環がかなり近くにあるのに,騒音は聞こえない。静か。
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★説明会でのお話にあった「生きている図書館」というワードに納得。
 もうちょっと広いといいのにな。
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★生徒の要望から人気の高かったマンガが図書館に!
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校長先生はじめ,今日,説明をしてくださった先生方の,
 ・特徴のない『クサコウ』を払拭する。
 ・ネットの評判が良くない原因を探り,改善していく。
という熱意,熱量は十分に伝わった。
中身の見えない(見えづらい)公立高校にも,こんな熱量が隠れているんだな,と感じた。


変わらなければ!と気づいた学校なんだな,という印象を持った。


そう気づいた時に,どうするか。
それでも「今まで」にしがみつくのか。
「変わろう」とするのか。
草加高校は後者を選んだ。
『変革』のスタートを切ったが,まだまだこれからの「発展途上な学校」だ。
これから先,どう進んで行くのか,どういう変化をしていくのか。
そういう点においては,これからが楽しみな学校だと思う。
あとは,その『変革』が校長先生が変わられても継続していくのかどうか。
そこが一番の問題かなと感じた。



公立高校で塾対象説明会(ジュクセツ)を開催してくださる学校は少なく,正直なところ,受験生にどこの公立高校をオススメしたらいいかという判断材料に困っている。
なので,このような機会を設けていただけるのは本当にありがたい。
これからも継続して欲しいなと思う。



始終上から目線な感想ですみません。m(_ _)m

県立高校の底ヂカラ。

先日,県立不動岡高等学校へ訪問させていただいた。
そもそも塾の先生という立場の私たちが県立高校を訪問する機会というのは,ほとんどない。
学校の様子は,県立高校に進学した生徒に聞いてみるくらいしか,知る術はない。
今回は教育ジャーナリストの梅野弘之先生にお声がけいただき,数名の塾の先生と一緒に訪問させていただく運びとなった。

(*´-`)ノシ<梅野先生,いつもありがとうございます。

まずは応接室にご案内いただき,学校の概要や取り組みなどのレクチャーを受けた。
詳しくは不動岡高校のサイトをご覧いただきたいが(コチラ→https://fudooka-h.spec.ed.jp/ ),そのお話の中で個人的に気になった内容をいくつか。

●Wi-Fi,プロジェクターがすべての教室に完備。chrome bookも導入されている。
●先生方は職員室ではなく教科研究棟にある各教科ごと(実際は科目ごと!)の研究室に常駐している。
●朝6時30分から自習室(及び廊下などの自習スペース)が使え,朝から晩まで,休日も自習が可能。
●スーパーサイエンスハイスクール(SSH)認定校のため,理科学部がスーパーサイエンスクラブ(SSC)として物理,化学,生物,天文,数学,情報の分野別に,本気の課題研究をしている。
●スーパーグローバルハイスクール(SGH)の認定も受けているため,台湾への修学旅行のほか外国語科の海外研修など幅広い国際交流がさかん。
●探究活動で『高齢者の散歩コース』を1,000円で提案した生徒がいる。その料金には,地元加須の名物である加須うどんのランチ,スーパー銭湯の入浴,保険のすべての代金が含まれていて,それもすべてその生徒が(誰の指示でもなく自分で)各所と交渉をしていたそうだ。

などなど。
また,その後,授業見学,校内見学となったのだが,その中で気になったこともいくつか。

◆とにかく校舎内が明るい!解放感のある吹き抜け。ゴミひとつ落ちていない,清掃の行き届いた校舎内。
◆廊下には学年別の連絡事項を表示したモニターが設置されていた。また,落書き用?のホワイトボードにも知性が滲み出ていた。
◆生徒さんたちの授業を受ける姿勢がみんな前のめり。真剣そのもの。ボーっとしている生徒さんは見受けられない。美術や体育などの副教科にもとにかく真剣だった。
◆居心地の良い環境,校舎。居心地の良い学校。もっと居たいって思うほどだった。
◆生徒さんたちも先生方も明るく挨拶をしてくださった。

などなど。
学校の説明と授業見学でA5のレポート用紙4枚(表裏)を消費するほどのメモの量だったので,このくらいにしておく。

いやいや。
そりゃ,こんなにも学びの環境が充実していたら,生徒さんたちは一生懸命になって,国公立大113名(うち旧帝大12名),30%以上の生徒が国公立に合格したなんていう実績も出るよ。
学校の環境や先生方との関係性が素晴らしいと言うのは,教員を志望する生徒さんが多くいる,と言うコトが如実に物語っている。
学校がその生徒にとって楽しい環境で,先生が尊敬でき憧れることができる存在でなければ,教員を目指すなんて言うコトはないだろうと思う。

こういう言い方が正しいか誉め言葉かと言うコトは分からないが,県立高校っぽくない。
私立高校(進学校の)みたいだった。
それでいて,勉強ばかりに力を入れているという感じではなく,自由度の高い学校だと感じた。
また,高校の指導要領が改定となる令和4年度からは高校2年生からの文理分け(文系と理系に分ける)をなくす方向で検討しているそうだ。
校長先生は
「品格あるリーダーには文系だ理系だというのは関係ないんですよ。」
とおっしゃっていた。
なるほど。
こういった校長先生の生の声,というか,お考えに触れる機会は公立私立関係なく,その学校の進んでいる方向を知る上では重要なことだと感じた。
完全に良い意味で,県立高校のイメージが大きく変わった学校訪問になった。
久しぶりに興奮冷めやらぬ帰り道だった。

(*´-`)ノシ<不動岡高校の皆さん,本当にありがとうございました。

以下,ランダムに写真です。
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明るい校舎内。

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充実した環境。

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滲み出る知性。
プロフィール

教学館

埼玉県越谷市北部にある学習・進学塾【教学館】のブログです。
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