とある生徒さんから,愕然とするようなものを見せてもらった。
話には聞いていたが,実際に見ると予想以上。
言葉に詰まるものだった。

どんなものかは言及しないが,
それについて,昨夜はK塾のN先生とN塾のA先生と意見交換をした。
特にA先生には夜遅くまでお付き合いいただいた。


塾をどう選ぶか,という基準で大きいのは
『成績が上がるかどうか』
『志望校に受かるかどうか』
だと思うが,どちらも絶対なんてものはない。
だから,入塾前の面談のときに,ウチでは,
『成績を上げるためにウチで頑張れそうか』
『志望校に受かるためにウチで努力していけそうか』
ということをたずねるようにしている。
「大丈夫だって。」とは言うけれど
「絶対!」なんて言わないし,言えない。

もちろん,勉強しなければ上がらないのだけど,
塾である以上,そう言うだけで手を拱いている訳にもいかない。
成績を上げてもらえるように,志望校に合格できるように,
いろいろな手段を講じなければならないし,
言い方が悪いけど,どうやって『のせて』いこうか考えている。

だけども,成績を上げるため,合格させるために
塾は何をやっても良いという訳ではないと思う。
生徒さんたちの将来を潰すようなことはしちゃダメだ。
生徒さんたちの人間性も育てていかないと。

私の知っている塾の先生方は,
成績も上げたいけれど人間として成長して欲しい,と願っている。
頭はいいんだけど人間性は…なんてのは良くない。
大切なことをたくさん学べる時期だと思うから,
たくさん吸収して,人としても成長して欲しい,と思う。


塾に求められるものは,勉強ができるようになること。
だけど,本当にそれだけで良いんでしょうか?