今日は昌平高校の校長先生のお話を伺う機会がありました。
その中で印象に残っているのは,某先生が質問された,
今の教育界の流れというか風潮でもある,
『国際理解』『英語教育』『アクティブラーニング』
についてのお答えでした。

どれも今,私立学校のパンフレットを見ると踊っている,
謂わば「流行の文言」ですが,
実際にきちんと実践できているかと言うと疑問,
という学校もあるそうです。

昌平高校では,
例えば帰国子女の生徒さんの受け入れに熱心で,
(埼玉での受け入れはたぶんトップ,だそうです)
教室に海外の文化で育ってきた生徒さんが,普通にいて,
そういう生徒さんたちとの生活の中で,自然と,
草の根レベルでの国際理解に繋がっていたり,
例えば単語をたくさん覚えさせて,読解もさせて,
というように英語力の底上げを図りつつ,
英語しか使えない教室を作ってネイティブの先生を常駐させて,
生の英語に触れる機会を増やしていたり,
ただのお題目にならないように環境を整えているそうです。
中学校のIB(国際バカロレア)については言わずもがな,ですかね。

また,特に『アクティブラーニング』については,
校長先生曰く,
「私の中で賛成と反対が5割ずつ」
だそうで,積極的に取り入れているというわけではないそうです。
しかしそれは,アクティブラーニングばかりになると,
自分の好きな教科しか頑張らなくなってしまうかもしれない
という理由からだそうです。
コミュニケーションばかりに重点を置くのではなくて,
知識をしっかりと入れ,定着させていく活動も重要なんじゃないか,
「そういう従来のような『硬派な授業』も大切。」
と,校長先生は仰っていました。



お話しをいろいろうかがっていて,
校長先生のお話しの丁寧さに,生徒さんたちへの思いと,
昌平高校の『足腰の強さ』が垣間見えたように感じました。
興味がある方もない方も,むしろ,ない方にこそ,
説明会に行き,お話を聞いて来ていただきたいです。
きっと昌平高校のホンモノの教育を感じていただけると思います。