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小・中学校では既に,そしてこの春からは高校のカリキュラムが変更され,特に高校では科目編成自体が大きく変わります。
それに伴って勉強の仕方も,今までの「テスト前に詰め込めば点数が取れる」ようなインプット重視から,「得た知識をどのように活用するか」というアウトプット重視へと変わっていきます。
ネットやテレビなどで『思考力・判断力・表現力』とか『アクティブラーニング』とか,一度は目に(耳に)したことがあるかもしれません。

これからの教育は,簡単に言えば「自ら考え,精査し,それを伝える力を,ディベートやグループ・ワークなどを通じて身につけよう。」という方向,つまり「生きた学力・活用できる学力を身につけよう。」という方向に進んで行きます。
従来のような『講義型』の授業だけではなく『活用型』の授業がますます増えていくことは間違いありません。

では,そんな『活用型』の授業に最も必要なことは何でしょうか。


それは『知識・技能』です。

試しに,言語を一切使わずに物事を考えてみてください。
当然,言語を使わなければ考えることも,ましてやそれを伝えることもできませんよね。
『知識・技能』の極端な例として言語を挙げましたが,『地球温暖化』という事柄について知らなければ環境問題について論じられませんし,『方程式の解法』を知らなければその計算が必要なときに処理できません。
『知識・技能』が不足していれば『活用型』の授業で効果は上げられないということです。

つまり,アウトプットするためにはアウトプットできるだけの『知識・技能』をインプットしておく必要があるということです。

これからのアウトプット重視の教育改革はインプットを疎かにするということではなく,インプットの上に積み上げるものだということです。
『知識・技能』は一朝一夕では身につきません。
そして,受験生の1年間で出来ることには限りがあります。
『知識・技能』を定着させるには早い段階からじっくりと時間をかけて取り組んでいくことが重要です。

勉強に早すぎることはありません。
まずはたくさんの『知識・技能』を得ること。
それが『生きた学力』を身につける第一歩です。