休みの宿題の話。続き。
今日は多分短め。w
もういいよ。見たくない!という人は
『戻る』ボタンをどうぞ。
今日は多分短め。w
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学校の「休業日」というのは,
「授業を行わない日」という意味だそうだ。
あくまでも,「授業を行わない日」であって,
「勉強しなくていい日」ではないってことだ。
こんなアンケート結果がある。
全国の小中学校の先生,121名が回答したアンケートだ。
『学習意欲・学力・習慣は1学期と比べてどう感じるか』
・学習意欲が「少し低下」「かなり低下」が60%
・学力が「少し低下」「かなり低下」が57%
・学習習慣が「少し低下」「かなり低下」が76%
・生活習慣が「少し低下」「かなり低下」が86%
いずれも過半数を超え,特に学習・生活習慣では低下が顕著。
「学習への集中力が低下している」という声も。
・学習意欲が「少し低下」「かなり低下」が60%
・学力が「少し低下」「かなり低下」が57%
・学習習慣が「少し低下」「かなり低下」が76%
・生活習慣が「少し低下」「かなり低下」が86%
いずれも過半数を超え,特に学習・生活習慣では低下が顕著。
「学習への集中力が低下している」という声も。
『2学期の立ち上げにどのくらい時間がかかるか』
・「まったくかからない」が0%
・「1~2日」が9%
・「1週間未満」が28%
・「1週間以上2週間未満」が45%
・「2週間以上」が16%
1週間以上かかるという答えが62%。
「午前中眠そう」「あくびが増える」などの声も。
(ベネッセ教育研究開発センターによる。(2005年)
http://berd.benesse.jp/berd/center/open/syo/view21/2005/sp_2005/02point_01.html)
この数値を少ないと見るか多いと見るかはそれぞれだけれど,
宿題が出ていてもこの結果だ。(古いデータではあるけれど。)
宿題がなくなったら,ということを考えると,ねぇ。
ウチで生徒さんたちによく言ってるのは,
「継続することが大切」
ということ。
勉強はもちろんなんだけれど,長期休業の前は生活についても話す。
「学校に行くときと同じ時間に起きて,とまでは言わないけれど,
8時頃にはちゃんと起きて,しっかりと朝ご飯を食べて。
お昼過ぎに起きる,なんて生活は間違ってもしちゃダメ。
ダラダラした習慣が身についてしまうのに,
40日は十分すぎるからね。
勉強も生活リズムも含めて,普段と同じことを継続して。」
果たして,どれだけの生徒さんが実践しているか。w
この間生徒さんたちと何気なく話していたときに,
「え?朝ちゃんと起きてますよー。」
と言っていた生徒さんは,8月上旬の時点で
「宿題,あとちょっと。」
と言っていたし,やっぱりダラっとしていて
「夏休みに入ってから起きるのお昼。w」
と言っていた生徒さんは
「ぜんっぜん終わってない!ヤバい!」
と言っていた。
さっきのアンケートではないけれど,やる気も何もかも,
長期休業を挟むとリセットされちゃう生徒さんも中には居る。
この差が,2学期以降,大きな差になっていく。
ツベコベ言っても,結果はいずれちゃんと現れる。
最初にも書いたけれど,
「休業日」は「勉強しなくていい日」ではない。
学校に行っているときと同じくらい,
というのはキツイかもしれないけれど,
長い休みをダラダラせずに,日々の勉強を継続するために,
やっぱり夏休みの宿題って重要なんだと思う。
そういうことも考えずに,目先の大変さを回避するために,
「宿題なんていらない!」
なんて言うのは,ちょっとどうなのかな,と憤りすら感じる。
そういえば,夏休みを土日祝日含めて16日間にする,と
驚くようなことを言っていたのは静岡県吉田町だっけ?
「公立校にもクーラーが設置されたから夏も勉強しやすくなった。
それに宿題出してもやってこないんじゃ,意味ないし。
夏休み,短くして,ちゃんと授業しようか。」
なんてことになんないように,
宿題,ちゃんとやった方が良いと思うよー。