先日,中3の授業のときに,
「2学期はホント一瞬だからね。」
という話をしました。

進学フェアがあったり,進路の決定をしたり,
学校見学や会見授業に行ったり,毎月,模試を受けたり。
受験生にとって2学期は大忙しです。
だから,本当にあっという間です。


さて。
公立入試まで194日,私立入試まで155日です。

この数字を見たときに何を感じるでしょうか。
「え?もうそんな少ないの?!」
と感じるか,
「なんだ,まだそんなにあるのか。」
と感じるか。

たぶん,「後者だわー。」という生徒さんが多いと思います。
その理由は,おそらく『3ケタ』だから。
うかうかしてると,あっという間に,
残り日数が2ケタ,1ケタになるんですけどね。

でもこう考えるとどうでしょうか。
1日1教科,月~金まで5教科勉強すると考えてください。
そうすると,公立入試まで約28週(私立は22週)。
勉強できる日数は1教科あたり28日。
1ヶ月弱しかないということになります。

もう少し突っ込むと,1日24時間勉強できる訳ではありません。
学校の授業以外で(塾の授業は含めて),1日6時間勉強するとして,
 6時間×28日=168時間
これを日数に直すと,
 168時間÷24時間=7日
1教科あたり7日!7日しかないんです。


と,センセーショナルな感じで書きましたが,
まぁハッキリ言って,こんな計算はナンセンスです。きっと。
実際は土日も祝日も冬休みもあるから,もう少し多くなると思いますし。
ただ,ナンセンスかもしれないけれど,
この数値を見て入試まで,勉強できる時間が随分少ないんだということ,
時間に限りがあるんだということを少しでも意識してもらえたらと,
ちょっと計算してみました。


1日6時間勉強,と書きましたが,
長時間勉強したからってなんだ。要は中身と効率だろう!
という考えもあると思います。
でも,私は中身が濃いものを長時間勉強するのが一番,と思っています。
その為には,中身の濃さや効率を追求するよりも先に,
まずは長時間勉強できる耐性を付けることが必要だと思います。
長時間の勉強を,より効率的により効果的に,と考えれば,
必然的に中身の濃い勉強にたどり着くのではないでしょうか。



無限に続くかのように感じられた夏休みも,気付けばあと2週間弱。
勉強時間をしっかりと確保する習慣を身につけるには,
でもまだ,十分時間があると思います。
限りある時間を大切に,そして有効に使ってもらえたらと思います。


『少年 老い易く 学 成り難し 一寸の光陰 軽んずべからず』



ほら!こうしてる間にも残りの時間が減ってるよ!>(✧Д✧ ) カッ!!