今日はテスト前恒例の『8時間耐久勉強会』を実施しました。
50分間の学習と10分間の休憩を8セット行う勉強会です。
学習中はとにかく集中力を切らさないことに努め,
私語は厳禁,物音も最小限に抑えることを徹底しています。

今回は中1から高校生まで幅広い学年が参加し,
特に中1生の中には初めて参加するという生徒さんもいました。
その中には,不安を口にしている生徒さんや,
緊張した面持ちの生徒さんもいましたが,
先程,無事に終了し,今は振り返り学習の時間です。

人それぞれだとは思いますが,『魔の時間』というのがあります。
眠くなったり,なぜか集中が途切れたりする時間です。
私の場合は(大抵,生徒さんと一緒になって仕事をしたりしている),
午前は11時頃,午後は3時頃です。
普段なら,ちょっと寝ようとか,気分転換に音楽を聞こうとか,
作業を続けずに,息抜きと称して楽な方に流れてしまいます。

実はそうすると,戻って来れない,ということがあるように思います。
「あと5分だけ寝よう。」「次の曲まで聞いてからやろう。」
とか考えて,結局だらだらと済し崩し的にだらけてしまうようです。
特に,家で勉強や仕事をしていると,間々ありますよね。

『8耐』をしていると,まず環境が違うということで,
勉強真っ只中に寝転んで息抜きをすることは出来ませんし,
(たまに昼休みにそういう姿は見かけるけど,休み時間はOK。w)
当然,音楽を聞いたりマンガを読んだりも出来ません。
そして,他の生徒さんたちの中で勉強をすることで,
例えば自分が『魔の時間』の最中でも,
周りの生徒さんは集中して勉強をしている訳ですから,
「やらなきゃ。」とか「負けてらんない。」とか思うそうです。

そうやって,だらける余地がない環境に身を置くことで,
誰かが自分に影響を与え,自分も誰かに影響を与え,
そういう形で生徒さんが『共鳴』『共振』していくんだと思います。
すごく面白い現象だな,と思っています。

たまには,「何か今日は全体的に集中できていなかったな。」と
ディソナンス的に鳴動・振動が合わないこともあります。
そういうときは多分,生徒さんたちも感じているようで,
最後に書いてもらう感想にネガティブな言葉が並びます。

今日は初参加の生徒さんたちの程よい緊張に引っ張られたからか,
とてもいい雰囲気で進んで行ったと思います。
完璧,なんてありえませんが,心地よい空気感・緊張感でした。

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次は,2学期中間前の10月を予定しています。
次もまた,心地よい共鳴を期待しています!
今回参加できなかった生徒さん,次回は是非参加してみてくださいね。


きっと,「疲れたけど楽しかった」とか
「まだあと2時間くらいできそうだと思った」とか
そんな感想を書いてくれる生徒さんがいると思います。
感想を見るのが楽しみです。