東部私学の集いに行ってきた。

昨日,ふれあいキューブ春日部で開催された
 進学相談会『東部私学の集い2023』
へ行ってきた。

先日のブログにも書いた通り,この進学相談会は埼玉県東部地区の私立高校
 ・開智未来高校
 ・花咲徳栄高校
 ・昌平高校
 ・春日部共栄高校
 ・獨協埼玉高校
 ・叡明高校
の6校が集まり,持ち回りで幹事校を務め,開催されている。
また,そのブログに,
「入門編としては最適。」
と書いた通り,ミニ学校説明会と個別相談が同時に行われている。
1日で6校の説明を聞くことができ,尚且つ,個別相談ブースで細かな疑問点を質問できる,実にお得な相談会だ。

新型コロナ禍の影響で4年振りで,今年度はコロナ禍以前と同じ予約なし入退場制限なしでの開催となった。
コロナ禍以前と同様,とはいかないが,入場開始前から多くの受験生・保護者の方が待機列を作り,説明会会場は満席状態で,かなりの盛況だった。
お話をうかがった,とある私立高校の先生は
「実施にあたって来場者がどのくらいか,以前と比べてどのくらい戻ってきてくれるかが心配だった。」
と仰っていたが,そんな心配も待機の列を見たら一気に吹き飛んだそうだ。


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説明会会場の様子。多くの受験生,保護者の方が真剣に話を聞いていた。

裏を返せば,この時期から進路に関して興味・関心を持っている受験生,保護者の方が,これだけたくさんいらっしゃるということだ。
教学館の塾生も何人か,部活の後に来場していた。
(私用で会場を早めにあとにしたので,お会いできなかったが。)
今日,話を聞いてみると,
「説明を聞いて,自分にはどんな雰囲気の学校が合っているのか,あぁ,こういう学校は合っていないかもな,というのが分かった気がする。」
と言っていた。

学校を選択するにあたって,情報(正確な情報!)を如何に早く手に入れるかというのは大きなアドバンテージになる。
このブログを読んで
「へー,いっぱい来てたんだなー。行けばよかったかな。」
と思うならまだしも,
「あ,そういえばそんな案内もらってたな。」
では,ちょっと出遅れた感は否めない。

夏ごろに開催される進学相談会にまったくのゼロの状態で参加するのと,自分に合った雰囲気の学校を何となく意識しながら参加するのとでは,『学校のどこの部分の何をどう見てくればいいのか』知って臨んでいるという部分で差がついてしまう。

先日の『どこよりも早い!高校入試の話。』の際にもお話したとおり,受験生の1年間はあっという間だ。
ウカウカしているとすぐに夏が来て,秋になり,「ヤバい!志望校何も考えてない!」と焦る羽目になる。
焦れば,真剣に考えることなく何となく「この学校『で』いいや」と,安易な選択をしてしまうことになり兼ねない。


情報収集(ネットに散らばる不確かな情報は要らない)はもちろん,進路のことを色々と考え始めるのに,早過ぎることはない。
とにかく動いて,後悔のない選択をして欲しい。

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ご参加いただいた生徒,保護者の皆さん,お疲れ様でした。

アンテナ。

3月に小2(現小3)の生徒さんたちが国語の授業で,将来の夢(なりたいもの)についての作文を書いていた。
バスケットボール選手,パン屋さん,中には焼き芋屋さんになりたいなんて書いた子もいた。
何でなりたいの?と理由を聞くと少し考えるけれど,将来の夢自体は割とすんなりと出てきた。

中学生には,国語の授業を受けている生徒さんたちに,5月頃に作文を書かいてもらう。
将来の夢についてだ。
しかし,なかなか出てこない。
中には,口に出さないだけで,実際はしっかりと作文に書きあげてくる生徒さんもいるが。
「将来なりたいものがないんです。」
だいたいそんなようなことを言う。
「普通のサラリーマンでいいや。」
とか言う生徒さんもいる。
「おいおい,サラリーマンってのは毎月決まったサラリーをもらっている人すべてを指すんだよ。職業の名前じゃないんだ。」
というと決まって驚きの声を上げる。
なんだよ,普通のサラリーマンって。w

小2生と中学生。
果たして何が違うのだろうか。
ここの4~5年の間に,一体何があったんだろう。

中学生になって,
「俺,ウルトラマンになる!」
「私はお姫様になるんだ。」
と言ってる人はいないわけだから,精神的に大人になり,現実と空想の判断がしっかりしてきたというのは確かだろう。
それとも,勉強や部活に忙殺されて,夢について考える余裕がなくなってしまうのだろうか。
周り(つまり友だちや親)の目が気になり,夢について口にするのが恥ずかしいというのもあるかもしれない。

そうやって,将来の自分の姿を考えることを放棄して,段々と考えられなくなってしまうのではないだろうか。


先日ネットニュースでも話題になっていたが,東京大学学部入学式で読まれた,馬渕さんという方の祝辞の一部分を紹介したい。

以下。(長いので中略してます。)


「夢」について皆さんにお伝えしたいことは2つです。
1つは、夢に関わる、心震える仕事をして欲しいということ。
~中略~
自分の夢に関わる本当に好きなことをやらないと、それを徹底的に突き詰めることはできません。
また、好きなことをやってないと、幸せの尺度が「自分が他人にどう評価されているか」になってしまう。
それではうまくいかないときに、持たないです。
他人の評価を気にする他人の人生ではなく、自分がやりたいことに突き進む自分の人生を生きてください。
もう一つお伝えしたいのは、夢は、探し続けて行動し続ける人にしか見つけることはできないということです。
夢が見つけられないというのは、ほとんどすべての人が抱え続ける悩みですが、夢は、待っていれば突然降ってくるものではありません。
探し続けて、行動してみて、その中で少しづつ「彫刻」のように形作っていくものだと思います。
周りに流されず自分の興味のままに、探し続けてください。


以上。

周りの評価ばっかりを気にして,本当に自分のしたいことができないなんて,勿体ないよ。
今,自分の夢を一つに絞ることはない。
いろいろなことに興味を持っていていい。
興味を持つとういうことは,それだけアンテナの感度がいいということ。
素晴らしいことだと思う。
そして,自分にはやりたいことがない,と思っているなら探さなければいけない。
ぼーっと生きていて,生まれるものじゃない。
焦る必要はないが,少しずつアンテナの感度を高めなければ,いやその前に,アンテナを張るところからか。

考えなければ夢なんて見つからない。
考え続けなければ夢なんてすぐに消えてしまう。
それは小学生,中学生だけじゃなく,大人だって同じだ。
大人だから夢なんてなくていい,なんてことはない。
大人であることは免罪符にはならない。
むしろ,大人が夢を持って楽しく生きていなけりゃ,子どもたちが夢や希望を持てるわけがない。

祝辞の全文は,東京大学のホームページから読めます。
東大?難しそうだからいいや,と思わず,ぜひご一読を。
(『東大 祝辞』で検索すると出てきます。)


さて。
あなたの夢は何ですか?

ありがとうございました。

4月16日に越谷市中央市民会館において,進学講演会『どこよりも早い!高校入試の話。』が開催された。
ご参加いただいたみなさん,どうもありがとうございました。
ちょっと(だいぶ?)話が脱線することはありましたが,この時期の受験生のみなさん,保護者の皆様にお伝えしなければいけないことはお話しできたかなと思います。
また,開智未来中学高等学校 教育顧問 関根均先生による講演も,みなさん,頷いたりメモをとったりしながら真剣に聞いていただき,関根先生も熱が入ったようです。
途中,室温が高くなってしまったかと思います。
ご迷惑をおかけしました。

大荒れの天気でしたが,来場・帰宅時に大雨にならなくて良かったです。

ご多用の中,足をお運びいただき,ありがとうございました。
次回は6月を予定しています。


2023どこはや01

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